|
財団法人ワンコリアフェスティバル設立準備シンポジウム
竹田青嗣と朴元淳が語る人間の未来と希望
東アジアにおける市民社会の条件と可能性 新着
|
シンポジウム 詳細
|
ワンコリアフェスティバルは、1985年、民族統一の新たな未来のビジョンを創造しょうと大阪で始まり、1994年からは東京でも開催してきました。そして次のようなビジョンを提唱してきました。
「<38度線>のない日本に住む在日コリアンこそ、まずハナ(ひとつ)になってワンコリア(民族統一)のシンボルとなり、祖国南北、海外コリアンのパイプ役としてワンコリアの実現に貢献するとともに、究極においては「世界市民」に連なるような「アジア市民」創出のための「アジア共同体」の可能性を追求する。」
ワンコリアフェスティバルは、在日コリアンが民族の一員としてだけでなく、市民の立場から、なによりも市民的自由や人権、民主主義など人類の普遍的な価値観が実現される統一を目指しています。また、提唱当時、夢物語のように思われたアジア共同体が、今日「東アジア共同体」という形で、現実的な政治的、経済的課題となっていることは周知のとおりです。
「財団法人ワンコリアフェスティバル」は、このビジョンにもとづいて、今後いっそう市民社会の条件と可能性を追求し、ワンコリアフェスティバルを日本国内、祖国、海外に拡大、発展させる活動と、東アジア共同体の実現に向けた啓発活動を、2本の大きな柱として運動を進めていく所存です。
その第1歩として同財団の設立に向けて以下のシンポジウムを開催いたします。
多くの方々の関心とご参加をお願いします。 |
日時 2010年9月19日(日)午後1時半から4時半
場所 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
JR中央線・地下鉄有楽町線・南北線・新宿線 市ヶ谷駅A1-1出口徒歩2分
TEL 03-3261-9921
パネリスト 朴元淳・韓国「希望制作所」常任理事
竹田青嗣・早稲田大学教授 コーディネーター 文京洙・立命館大学教授
コメンテーター 金泰明・大阪経済法科大学教授
塩田三恵子・日本希望製作所理事
主催 ワンコリアフェスティバル実行委員会
後援 特定非営利活動法人 日本希望製作所 / 特定非営利活動法人コリアNGOセンター
資料代 1000円
問い合わせ 03-3203-5655(コリアNGOセンター東京事務所)受付時間9:30〜18:00
|
パネリスト
竹田青嗣・早稲田大学教授
1947年大阪生まれ
在日韓国人二世
早稲田大学政治経済学部卒業
明治学院大学国際学部教授を経て、
現在、早稲田大学国際教養学部教授。哲学者、文芸評論家
在日作家論から出発。文芸評論、思想評論とともに、実存論的な人間論を中心として哲学活動を続ける。
在日朝鮮人であることを思想の出発点にしながら、民族、共同体などの帰属性を超える原理を探求。現象学、プラトン、ニーチェをベースに、哲学的思考の原理論としての欲望論哲学を展開している。
主な著書に、『〈在日〉という根拠』『自分を知るための哲学入門』『現代思想の冒険』(いずれもちくま学芸文庫)、『ニーチェ入門』『プラトン入門』『人間の未来』(ちくま新書)、『陽水の快楽』(河出文庫)、『現象学入門』(NHKブックス)、『はじめての現象学』(海鳥社)、『恋愛論』(作品社)、『ハイデガー入門』(講談社メチエ)、『人間的自由の条件』(講談社学術文庫)などがある。
|
|
パネリスト
朴元淳(パク・ウォンスン)希望制作所創設者・常任理事
|
|
ソウル大学中退、檀国大学校史学科卒業。地検検事を経て弁護士開業。ハーバード大学ロースクール客員研究員などを経て、政治への市民の参加・連帯・監視・代案を掲げる参与連帯を創設し、事務局長。2000年の「落選・落薦運動」が日本でも話題となる。
その後、韓国に寄付文化を広げるための「美しい財団」を創設。その活動からリサイクル事業「美しい店」をプロデュース。年間10億円以上の売上げる社会的企業として育てる。
2006年、市民が市民社会のアジェンダを設定し、日常の不満や疎外を希望の種に変えていける活動を地域に広げるため、市民参加型シンクタンク「希望制作所」を創設。
アジアのノーベル賞と呼ばれるマグサイサイ賞(2006年)など内外の各賞を受賞。「朴元淳弁護士の日本市民社会紀行」など著書多数。 |
|
コーディネーター
文京洙(ムン・ギョンス)
1950年東京生まれ
現在、立命館大学国際関係学部教授、博士(地域政策学)
中央大学 法学部政治学科卒(1997年)
法政大学大学院 社会科学研究科修士課程終了(1980年)
国際基督教大学教養学部助手などを経て1994年より立命館大学国際関係学部助教授
1997年より同教授
主な著書・論文
『済州島現代史――公共圏の死滅と再生』新幹社、2005年
『韓国現代史』岩波新書、2005年
『在日朝鮮人問題の起源』クレイン2007年
『済州島四・三事件:島(タムナ)のくにの死と再生の物語』平凡社2008年
『ろうそくデモを超えて――韓国社会はどこに向かっているか』(共編著)東方出版2009年
「ドイツ統一と朝鮮半島 ハーバーマスの介入とその後」『神奈川大学評論60号』2010年など。
|
|
コメンテーター
金泰明(キム・テミョン)
在日コリアン二世。在日韓国人政治犯を救援する家族・僑胞の会事務局長(76年〜90年)、在日韓国民主人権協議会共同代表(90年〜95年)。現在、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター教授。専攻は、人権学(マイノリティの権利論、共生社会論)。
著書に『マイノリティの権利と普遍的人権概念の研究』(トランスビュー)、『共生社会のための二つの人権論』(トランスビュー)、『欲望としての他者救済』(NHKブックス)。部分執筆に『はじめての哲学史』(有斐閣)『知識ゼロからの哲学』(幻冬舎)などがある。
塩田三恵子(しおた・みえこ)
大学卒業後、流通業に5年勤務の後、生活クラブ生協に加入し地域活動に出会う。
その活動の中から、地方議会に女性議員を送り出すローカルパーティ「生活者ネットワーク」に参加し事務局を担う。02年から06年まで「日韓市民社会フォーラム」実行委員。
現在 日本希望製作所理事 参議院議員秘書。
|
|
|
|
|