デュアルブート起動トラブルの対処方法 [修理]
デュアルブート起動トラブルの対処方法
(貼付もと= http://asugi23.web.infoseek.co.jp/diyf/diy88.htm )
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非常に丁寧で 素人の私にもわかりやすい素晴らしいサイトです♪
以下 貼付
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Windows Vistaをインストールして使ってきたパソコンに、後からWindows
XPを再インストールするとWindows Vistaが起動しなくなってしまうというトラブルが発生します。
これは同じMBRでも、VistaのMBRとXPのMBRは異なるためであり、Windows
XPのインストール時にセットアッププログラムによって、MBR、ブート セクタ、
およびブートファイルの内容がすべて書き換えられてしまうためです。
この対処方法は、マイクロソフトのサポートページで説明されており、要はVistaのMBRに戻し、
BCDを再構築するのですが、この説明では簡単そうではありません。
一般的な方法論としては、Vistaの起動トラブルを解決するため、次の3通りの方法がマイクロソフトのサポートページで説明されています。
<起動できないときの対処方法>
方法 1 | スタートアップ修復を使って、 MBRと起動プロセスを修復 |
方法 2 | Bootrec.exe を使って、MBRと起動プロセスを修復 |
方法 3 | Bootsect.exeとBcdeditを使って、 MBRとBCDストアを再構築 |
いずれの方法も、Vistaのインストールディスクを挿入してパソコンを起動し、インストールの開始画面で、
インストールに入るのではなく、「コンピュータを修復する」を選択して、右下の「システム回復オプション」の画面を表示させ、
この画面から行います。
(XPを再インストールしてVistaが起動しない対処方法)
方法1は、右の画面の一番上のメニューの「スタートアップ修復」をクリックします。
このスタートアップ修復は、この後何もしなくても修復が試みられ、ブートセクタコードの破損を発見し、
回復を正常に完了したと表示されました。
しかし、再起動後はXPも起動しなくなり、このXPの再インストールによりVistaが起動しないトラブルでは、
事態がより深刻になるだけで役に立ちません。
方法2と方法3は、一番下のメニューの「コマンドプロンプト」をクリックしてコマンドを入力します。
方法2では、コマンドプロンプトに「bootrec.exe /fixboot」
とこのまま入力し正常に完了、続いて「bootrec.exe /fixmbr」と入力し正常に完了、
これで再起動後にVistaのOS選択画面が無事復活しました。
なお、次に説明する方法3の<MBRとBCDを再構築する方法>のうち「手順1」の実行だけでVistaのOS選択画面が復活します。
(Vistaをインストールした後にXPが起動しない対処方法)
次に、デュアルブートのつもりでインストールしたのに、
Vistaのシングルブートになってしまうトラブルは、方法1でも方法2でも修復できません。
スタートアップ修復の結果は、「問題が検出されませんでした」と表示され、
Bootrec.exeも操作は正常に終了してもトラブルは解決しません。
残るは方法3の<MBRとBCDを再構築する方法>ですが、同じコマンドプロンプトでの操作でも、方法3の場合は、
Vistaがインストールされているパーティション内の Windowsフォルダ内のSystem32フォルダに移動し、
そこにある編集ツールであるbcdeditを使います。
なお「コマンドプロンプト」の起動方法や「bcdedit」の操作方法について、よく解らない場合は、先に「4
bcdeditを使うための準備・基礎知識」と「5 bcdeditでのBCDストアの具体的な変更方法」
に目を通してください。
<MBRとBCDを再構築する方法>
Vistaのインストールディスクにある「Bootsect.exe」と、
VistaのインストールされているドライブのWindowsフォルダ内の System32フォルダ内の「bcdedit」
を使って編集する方法を説明しますが、ドライブレターはそれぞれの環境で確認してください。
手順 1 | Windowsブートマネージャプログラムに制御を渡すブートコードを復元 |
手順 2 | BCD ストアにWindows XP用のエントリを作成 |
手順 3 | Windows XPのインストール先ドライブを指定 |
手順 4 | Windows XP用のエントリにブートローダー(ntldr)を追加 |
手順 5 | ブートメニューでの表示方法を設定 |
D:ドライブがWindowsVistaがインストールされているパーティション、
G:ドライブがDVDドライブのドライブレターとして、具体的なコマンドプロンプトでの記述方法(フルパス)が、次の例示です。
手順 1 | G:\boot\bootsect.exe /NT60 All |
手順 2 | D:\Windows\system32\bcdedit /create {ntldr} /d "(任意のエントリ名)" |
手順 3 | D:\Windows\system32\bcdedit /set {ntldr} device partition=x: |
手順 4 | D:\Windows\system32\bcdedit /set {ntldr} path \ntldr |
手順 5 | D:\Windows\system32\bcdedit /displayorder {ntldr} /addlast |
この手順2の(任意のエントリ名)は、普通にVistaをインストールすると、「以前のバージョンのWindows」
というエントリ名が使われますが、例えば「Windows XP」とか適当な名前を付けても良いでしょう。
手順3の「partition=x:」の「x:」は、ntldrのあるシステムパーティションであり、C:ドライブにntldrがあれば、
「partition=C:」と記述します。
VistaのMBRに戻し、BCDを再構築するために、マイクロソフトのサポートページで説明されている手順ですが、
Vistaのシングルブートになってしまうトラブルの場合は、手順1と手順2が不要で、
手順3~5を実行すれば解決する場合もあるし、また逆に、このまま実行しても結果は回復できない場合があります。
詳しくは「5 bcdeditでのBCDストアの具体的な変更方法」
で説明しますが、システムパーティションのあるHDDを取り外したり、
Vistaインストール時にシステムパーティションをフォーマットしたりすれば、もともとのNTLDRがなくなり、
bcdeditでの手順3の設定が不可能なためです。
bcdeditを使う前に、コマンドプロンプトの使い方や、
Vistaを通常起動してコマンドプロンプトでbcdeditを使おうとしても、アクセス拒否されるなど少し使い方が難しいので、次の
「bcdeditを使うための準備・基礎知識」で詳しく説明します。
4 bcdeditを使うための準備・基礎知識
起動トラブルほど深刻な事態でなくても、VistaのOS選択画面を編集したいことも多いでしょう。
この編集方法は、次の3通りの方法がありますが、「起動と回復」ダイアログボックス、システム構成ユーティリティ Msconfig
を使う方法では、限られた事項の変更しかできません。
そのため、ここではブート構成データの編集ツールであるbcdeditを使う方法を説明します。なお方法1と方法2は、後述の
「7 デュアルブートのトラブルの簡単な対処方法」で説明しています。
方法1 | 起動と回復ダイアログボックスで変更 | 既定のOSの変更 タイムアウト値の変更 |
方法2 | システム構成ユーティリティで変更 | 既定のOSの変更 タイムアウト値の変更 エントリーの削除 |
方法3 | コマンドラインツール Bcdedit で編集 | 新エントリーの追加 エントリーの修正、削除等全て可能 |
Bcdedit.exeはコマンドラインツールであり、「コマンドプロンプト」を起動する必要がありますが、
コマンドプロンプトの起動方法は、次の3通りの方法があります。
<コマンドプロンプトの起動方法>
起動方法 1 | WindowsVistaインストールディスクのシステム回復オプションから起動 |
起動方法 2 | WindowsXPまたはVistaの起動時に起動選択オプションから選択 |
起動方法 3 | WindowsXPまたはVistaを通常起動してからcmd.exeを起動 |
起動方法1は、前に説明したVistaのインストールディスクを使う方法ですが、
パソコンが全く起動しないトラブルのときの常套手段です。
起動方法2は、パソコンの電源を入れた後の起動時に、F8キーを押し起動オプション選択画面から「コマンドプロンプト」を選択しますが、
インストールディスクを使うより早く起動ができます。
起動方法3は、XPまたはVistaのどちらかが起動できる場合に限られますが、そのWindows上の、
スタートメニュー→アクセサリ→コマンドプロンプトと順にクリックして起動するか、「ファイル名を指定して実行」で「command」
または「CMD」と入力するか、あるいは起動したWindows フォルダ内のSystem32フォルダ内の「cmd.exe」
ファイルをWクリックするか、いずれの方法でも可能です。またVistaでは検索で「cmd」と入力しても表示できます。
ここでは、起動方法3により、「コマンドプロンプト」を起動して、 Bcdedit での編集方法を説明しますが、「コマンドプロンプト」
を使い慣れていない方のために、基礎的な操作方法を先に説明します。
「コマンドプロンプト」は、WindowsパソコンでDOSのコマンド(命令文)が使えるように残されているものであり、
DOSのコマンドラインの入力方法の知識が少し必要です。
<Vistaを起動したVistaのコマンドプロンプトの画面>
Vistaが起動可能なときは、Vistaを立ち上げてコマンドプロンプトを起動することができます。
ただし普通にVistaが起動した状態で、コマンドプロンプトを起動しても、
bcdeditで使うブート構成データストアが開けずアクセス拒否されて使えないため準備が必要です。
Vistaでセキュリティ強化されたアクセス権限に起因する問題ですが、「スタート」→「コントロールパネル」→
「ユーザーアカウントと家族のための安全設定」→「ユーザーアカウント」と順にクリックし、
「ユーザーアカウントの制御の有効化または無効化」をクリックし表示される画面の「ユーザーアカウント制御(UAC)
を使ってコンピュータの保護に役立たせる」のチェックを外し、
UACを一時的に無効にしておく必要があります。
上の画面は、Vistaのスタートメニュー→アクセサリ→コマンドプロンプトと順にクリックするか、検索で「CMD」
と入力して表示させたコマンドプロンプト画面です。
上の画面は、VistaのWindowsフォルダのSystem32フォルダ内にある「cmd.exe」
をWクリックして表示させたコマンドプロンプト画面であり、前の画面と比べると3行目が、「C:\Users\asugi23>」と、
「C:\Windows\System32>」と異なっています。
実は、この後どちらの画面からも、「bcdedit.exe」と入力するとbcdエディタが起動します。
本来はbcdエディタがSystem32フォルダ内にあるため、この画面の
「C:\Windows\System32>」という状態から「bcdedit.exe」
と入力し起動することがセオリーですが、「bcdedit.exe」コマンドは、Vistaから起動した
「cmd.exe」と同じSystem32フォルダ内にあり、あらかじめ定義されているため、コマンドの入力のみで起動できます。
<XPを起動したXPのコマンドプロンプトの画面>
XPが起動可能なときは、XPを立ち上げてコマンドプロンプトを起動することができます。
上の画面は、XPのスタートメニュー→アクセサリ→コマンドプロンプトと順にクリックして表示させたコマンドプロンプト画面です。ここで
「bcdedit.exe /?」と入力しても、上の画面のようにコマンドとして認識されていません。
なぜなら「bcdedit.exe」は、XPのあるC:ドライブのWindowsフォルダ内にはなく、
VistaのあるE:
ドライブにあるWindowsフォルダ内のSystem32フォルダ内にあるためです。
(この例で E:ドライブは、Vistaがインストールされているドライブであり、それぞれの環境で異なります。)
そのためディレクトリ(フォルダ)を E:\Windows\System32
に移動しなければなりません。
ドライブの移動は「e:」と入力しEnterキーを押せば移動します。続いてフォルダの移動は、
「cd」コマンドを使い、「cd
\Windows\System32」と入力しEnterキーを押せば移動できます。
なお文字は、カーソルが点滅している位置に入力できますが、間違えたときは「BackSpace」キーでやり直すことができます。
また矢印キー「←」、「→」でカーソル位置を変更できます。
上の画面は、XPのWindowsフォルダ内のSystem32フォルダ内にある「cmd.exe」
をWクリックして表示させたコマンドプロンプト画面です。
XPから起動したコマンドプロンプトからは、
どうせVistaのWindowsフォルダ内のSystem32フォルダ内にディレクトリを移動する必要があるため、
どういう方法でコマンドプロンプトを起動しても同じと思えますが、実は、XPの場合も、bcdeditを使う場合は、前の画面より、
こちらの画面から入っていった方が良いでしょう。
なぜかというと、前の画面から入ると、初めてコマンドプロンプトを起動した場合、
画面右側のスクロールバーが表示されないので使い難いという状況となり、必ずしもそうなるとは限らないかもしれませんし修正できますが、
実行プログラムである「cmd.exe」を直接起動した方が無難のようです。
この後、前に説明した方法と全く同じように、ディレクトリを「E:\Windows\System32」に移動して
「bcdedit.exe」を使う準備は完了です。
<コマンドプロンプトの使い方・補足説明>
これまでの説明で、DOSのコマンドは、ディレクトリ(フォルダ)を移動する「cd」コマンドを説明しましたが、この「cd」コマンドで、
「cd e:\windows\system32」と入力し、ドライブの移動も兼ねて、
一気にディレクトリを移動することも可能です。
さらにフルパスで「e:\windows\system32\bcdedit /?」と入力すれば
「cd」コマンドを省略し、いきなりbcdエディタのヘルプを表示させることができます。
一般的にbcdeditの使い方の説明は、フルパスで説明されていることが多いでしょうし、
このファイルの説明でも前に説明した<MBRとBCDを再構築する方法>では、フルパスで記述しています。
なおコマンドプロンプトの終了は、DOSの「exit」コマンドを使い、「exit」
と入力しEnterキーを押すことが正しい終了方法です。
<コマンドプロンプトの起動方法の結論>
Vistaが起動している状態では、そのWindowsフォルダ内のSystem32フォルダ内の
「cmd.exe」をWクリックして起動すると、
やはり解り易いでしょう。
XPが起動している状態でも、そのWindowsフォルダ内のSystem32フォルダ内の
「cmd.exe」をWクリックして起動し、その後、
カレントディレクトリをVistaの「\System32」に移動しておくと、以降は
「E:\Windows\System32」の入力が不要であり、手間が省けて解り易いでしょう。
なおVistaを起動したときは、
Vistaのインストールされているドライブは「C:ドライブ」
であり、XPを起動したときは、XPがインストールされているドライブが「C:ドライブ」で、
Vistaがインストールされているドライブが「E:ドライブ」
となっているというこの事例のように、Windows上のドライブレターは、そのWindowsが振るため異なります。
一般的にフルパスで説明することが多いのは、現在のディレクトリ、
つまりカレントディレクトリに関わらず実行できること、
ゆえにコマンドプロンプトをどのように起動しても良いので説明し易いためです。
しかしコマンドプロンプトを使う側は、DOSの知識のあるユーザーは常にカレントディレクトリを意識するでしょうし、
また慣れていないユーザーにとっても、フルパスでは入力ミスをしそうですから、先に、カレントディレクトリをVistaの
「\System32」としておいた方が安全でしょう。
よって以降は、Vistaから起動したコマンドプロンプト画面では
「C:\Windows\System32>」と表示された状態、
XPから起動したコマンドプロンプト画面ではVistaがE:
ドライブにインストールされているとすると「E:\Windows\System32>」
と表示された状態、つまり直接「bcdedit.exe」コマンドを入力できることを前提に、bcdエディタの使い方を説明します。
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同じような事例のものが マイクロソフトでもありました。以下貼付
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貼付もと= http://www.microsoft.com/japan/seminar/technet/5min/troubleshooting/vista/200802/play.aspx
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基礎知識
・ Windowsのブートシステム
-windowsXP以前のNT系OS
・OSの起動に Ntldrプログラムを使用
・ブート構成情報は、Boot.iniファイル(テキスト形式)に保存
・メモ帳でブート構成情報の編集可能
-WindowsVista
・OSの起動に Bootmgプログラムを使用
・ブート構成情報は、Bcdファイル(バイナリ形式)に保存
・ブート構成情報の編集には専用ツール(bcdedit.exe)が必要
具体的手順①
windousVistaの環境に XPを後からインストした場合のデュアルブート構成設定
準備
○WindowsVistaのインストールディスクをセット
○WindowsXP上でコマンドプロンプトを管理者権限で起動
具体的手順②
具体的手順③
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