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トルコ友好の原点「エルトーゥルル号」の遺品展示、和歌山・串本海中公園
2013.5.9 10:28
123年前に和歌山県串本町沖で遭難し、580人以上が犠牲になったトルコ軍艦「エルトゥールル号」の現場海域で引き揚げられた遺品などを集めた特別展「オスマントルコの甦(よみがえ)る軍艦『エルトゥールル号の記憶』」が、同町の串本海中公園センター水族館で開かれている。
平成19~22年に日本とトルコの合同チームは遭難事故の海域で発掘調査を実施。遺品など7千点以上を引き揚げ、脱塩処理などを行った。特別展では50点以上の発掘品と調査の様子などを紹介したパネル25点を展示。同センターでエ号の遺品などを展示するのは21年に続いて2回目。
容量が198リットルと大型の調理鍋は前回は脱塩処理を兼ねて水槽内で展示していたが、今回は処理が終わったため間近に見ることができる。
このほか、皇室の菊紋が入った皿、日本とトルコの金貨や銀貨、香水用の小瓶などが並んでいる。パネルでは海底での発掘などを解説している。
宇井晋介水族館長は「パネルの解説を読み遺品を見れば、時代背景などをより分かってもらえる」と話している。
12月1日まで。入館料は大人1600円、小中学生700円、幼児200円。問い合わせは同センター((電)0735・62・1122)。
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