【武田修宏の直言】6日のJリーグ大宮―広島戦(大宮)で、広島の元日本代表FW佐藤寿人(31)と大宮のスロベニア代表FWノバコビッチ(33)に注目した。
2人はスタイルの違うストライカーながら共通点がある。それはシュート前の動きだ。2人とも中盤でボールを受けるとシンプルにさばくだけでゴール前に入っていく。特に佐藤の場合、DFの視界に入って相手にマーク対象と意識させたうえでDFの背後に回り、消える動きをする。これでDFは混乱。再び現れた時には、佐藤が優位な態勢でシュートを打てる。
ノバコビッチもシュート前の動きが絶妙だ。消える動きだけではなく、スペースを作り出し相手DFよりもいいポジションニングを取ったりと、ケース・バイ・ケースで最適なプレーを選択。2人がゴールを量産できるのは、正確なシュートを打つための準備がうまいからと言えるだろう。
私もFW出身だが、2人の動きには本当に感心させられた。シュートの技術を発揮するためにどうやって自分が優位な態勢に持ち込み、ボールを引き出すか。DFとの駆け引きも含め、事前の準備がいかに大切であるかということを改めて思い知らされた。
2人のシュート前の動きをDVDなどに編集して、子供たちに見せてほしい。絶対に決定力は上がるはずだ。
☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡) から86 年に読売クラブ(現東京Ⅴ)入り。ルーキーながら11得点を上げ、リーグⅤに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉な どでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Ⅴに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含 めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年アメリカW杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。 http://takeda.at.webry.info/
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