<オリックス4-2ソフトバンク(8日)>ソフトバンクの寺原が古巣に返り討ちにされた。8日のオリックス戦に先発したが、8回を10安打4失点。3回には負傷を押して出場した糸井に痛い一発を浴びるなど(=写真)、持ち味の粘りを発揮できずに今季2敗目を喫した。打線は4回、吉村が3号2ランを放ったが、見せ場はそれだけ。7回からは3イニング連続で三者凡退に倒れるなど、元気がなかった。
2回二死一、三塁のピンチにオリックスファンから大きな声援が飛んだ。「寺原頑張れよー」。5回には糸井、ロッティーノに立て続けに中前へ安打を浴びると一転「寺原、子供が泣いてるぞー」ときついヤジだ。
「(ヤジは)意外と聞こえる。でもいい試合ができれば何も言われない」。昨季までオリックスに在籍していただけに、ファンのことはよく分かっている。ヤジを飛ばさせない投球をするつもりだが、思い通りにはいかなかった。
3回、先頭の平野恵に左翼線を破られる二塁打を許すと、バルディリスには左前に運ばれ先制された。李大浩の右前打の処理を吉村がもたつく間に、バルディリスに三塁まで進まれると、右ヒザの故障を押して強行出場した糸井に、簡単に右翼席へ運ばれた。
故障で開幕には間に合わなかったが、1日の西武戦でやっと初勝利を挙げた。お立ち台で涙を見せた右腕に、高山投手コーチも「故障から始まったが戻ってきてくれた」と信頼を寄せていた。だがその信頼に応えることができなかった。
試合前には「考えながらも大胆なピッチングをしたい」と言い、ストライク先行のピッチングを誓ったが、いざ始まっているとまったく逆の展開が目立った。「古巣だがメンバーも代わっていて糸井と平野が加入して打線がアップしてる」と警戒していた2人にやられてしまった。
打線は4回、二死から松田が左前打で出塁。続く吉村が松葉の直球を左翼ポール直撃の3号2ラン。「自分のミスもあって迷惑をかけていたので何とかしたかった」と胸をなで下ろした。だが盛り上がったのはこの回だけだった。
5回こそヒ2安打を放ったが、6回以降はチャンスらしいチャンスも作れないまま試合終了。ついにドロ沼の4連敗。鷹は完全に墜落モードだ。
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