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【社会】

片山容疑者4度目逮捕 遠隔操作事件 伊勢神宮の爆破予告

 パソコン(PC)の遠隔操作事件で、津市の男性のPCを操作して伊勢神宮(三重県伊勢市)への爆破予告をネット掲示板に書き込むなど二件の犯罪予告に関与したとして、警視庁などの合同捜査本部は八日、威力業務妨害の疑いで、IT関連会社社員片山祐輔被告(30)=ハイジャック防止法違反罪などで起訴=を再逮捕した。

 一連の事件での片山容疑者の逮捕は四度目。三重県警は昨年九月、男性(28)を同容疑で誤認逮捕。押収したPCから遠隔操作ウイルスが検出されたことで、一連の事件が発覚した。逮捕容疑では、昨年九月十日、遠隔操作ウイルスに感染させた男性のPCから掲示板「2ちゃんねる」に「伊勢神宮爆破」と書き込み、神社関係者の業務を妨害。さらに同日、都内の携帯電話販売店に「トラックで突っ込む」などと、掲示板に書き込んだとされる。店は三日間、臨時休業した。

 捜査本部によると、犯罪予告をしたとされる携帯販売店は片山容疑者が昨年一月に利用し、トラブルがあったというが、片山容疑者はいずれの事件についても「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

 捜査本部はアメリカのサーバーに残っていた遠隔操作ウイルスから、片山容疑者の派遣先で作成されたことを示す痕跡を発見。この米サーバーのウイルスの一部が、男性のPCに残っていたウイルスと一致したことから片山容疑者が関与したと判断した。

 

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