【ＢＯＸ】宮崎「簡単だった」５回ＴＫＯ防衛！左フックで決めた

５回２分２２秒でカルロス・ベラルデ（左）にＴＫＯ勝利しガッツポーズの宮崎亮

　◆プロボクシング　▽ＷＢＡ世界ミニマム級タイトルマッチ　○宮崎亮（５回２分２２秒　ＴＫＯ）カルロス・ベラルデ●（８日、大阪・ボディメーカーコロシアム）　ＷＢＡ世界ミニマム級王者・宮崎亮（２４）＝井岡＝は、同級７位のカルロス・ベラルデ（メキシコ）に５回２分２２秒でＴＫＯ勝ちし、初防衛に成功した。

　１回から打ち合いの展開で、宮崎はベラルデの左フックやボディー攻撃にてこずり、２回には左まぶたを浅く切ったが、手数を出して主導権は渡さなかった。５回、カウンターの強烈な左フックで挑戦者をキャンバスに沈めると、レフェリーがすぐさま試合を止めた。

　宮崎の戦績は２２戦１９勝（１１ＫＯ）３分け、ベラルデは２６戦２２勝（１３ＫＯ）３敗１分け。

　宮崎亮「（王座を）取るより難しいとされる初防衛の方が簡単だった。相手に押されまいと意地になって打ち合ってしまったが、勝ったので結果オーライですね」

　カルロス・ベラルデ「なぜ倒れたのか覚えていない。倒れるまでは互角だったと思う。最善のことをしたけど、向こうのパンチが強かった。再トライしたい」

　◆宮崎　亮（みやざき・りょう）大阪・興国高２年時にフライ級でインターハイ制覇。０６年１２月プロデビュー。日本ライトフライ級王座を獲得後、１０年６月に東洋太平洋ライトフライ級王者となり、４度防衛。昨年１２月にＷＢＡミニマム級王座決定戦を制した。身体能力が高い右ボクサーファイター。戦績は２２戦１９勝（１１ＫＯ）３分け。身長１５５センチ。２４歳。堺市出身。