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【サッカー】

ファーガソン監督勇退 マンU27季リーグ13度、CL2度V

2013年5月9日 紙面から

 【ロンドン原田公樹】MF香川真司(24)の所属するイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドのサー・アレックス・ファーガソン監督(71)が8日、今季限りで退任すると発表した。「簡単に決めたわけではない。その時が来た」と話した。1986年11月にマンUの指揮官に就任して以来、27季で13度のリーグ優勝。2度の欧州チャンピオンズリーグ優勝など、マンUの黄金時代を築いた。19日の今季リーグ最終戦、敵地でのウェストブロミッジ戦が最後の試合となる。

 鬼軍曹がついに退任を決意した。ファーガソン監督は「私にとって重要だったのは、可能な限り鋭い、最強の軍団を作ることだった。それができたと信じている」と声明のなかで明かした。

 計27シーズンで獲得した主要タイトルは、伝説の1998−99年の3冠達成(リーグ、欧州チャンピオンズリーグ、FAカップ)を含め、38にのぼる。イングランド史上最強のチームを作り上げたことは間違いない。

 だが、なぜこのタイミングでの勇退なのか。指揮官は声明のなかで、こう話した。「この軍団にはリーグ優勝できる質の高い選手がそろっている。その年齢層を見ても、さらに最高レベルで今後も勝ち続けることができる。明るい未来がある」。今後はクラブ幹部、および親善大使として、マンUに残る予定で、第一線からは退くが、依然としてクラブ内で大きな力と手腕を発揮すると見られている。

 後任にはエバートンのデービット・モイズ監督(50)が有力視されている。現役時代、マンUでのプレー経験はないが、ファーガソン監督と同じスコットランド出身。2002年3月からエバートンを率い、4位を最高に5−7位がほとんどで、手腕には定評がある。さらにここにきて急浮上してきたのが、チェルシー復帰が有力視されているレアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ監督(50)だ。ただ、多くの英国メディアはモイズ監督が最有力としている。 

 

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