大阪中央郵便局の仮局舎　完成・開業

仮局舎が完成し、開業した大阪中央郵便局（７日午前、大阪市北区で）＝笹井利恵子撮影

　旧局舎が取り壊され、４年前に大阪駅前第１ビルに移転し営業していた大阪中央郵便局の仮局舎（大阪市北区）が、ＪＲ大阪駅近くの同局跡地の一角に完成し、７日開業した。

　仮局舎は、日本郵便が大阪駅桜橋口から南西約２００メートルの同局跡地（約８９００平方メートル）内に建設。鉄骨２階建て延べ床面積約２７００平方メートルで、郵便局とゆうちょ銀行が入っている。

　旧局舎は１９３９年に建設。老朽化が進んだことなどから、当初、２００９年着工、１２年完成の予定で建て替えが計画されたが、近代建築として保存を求める声が上がったことや、景気後退の影響などでいったん延期。その後、正面玄関部分だけを残して解体され、跡地の暫定利用として昨年１２月、広場（約３３００平方メートル）が整備された。日本郵便は１５年末までに、新たなビルの建設計画をまとめる方針としている。