LINE Viber Skype 050Plus音質がいいアプリを比較

IIJmioを使った回線で、LINE、Viber、Skype、050Plusでどれが最も高音質か比較してみました。結果次第では、月々945円で音声通話が可能なスマホをもつことができます。

 
 

Home  About  BBS  Mail  Link

 
 

LINE Viber Skype 050Plus音質がいいアプリを比較

 

 

Last update 2013/02/05 23:30

 

LINEの登録者数が全世界で1億人を突破。私の周りのスマートフォンユーザーのほぼ100%がLINEをインストールしているので、メールなどはほぼこのLINEでやりとりするようになってしまいました。
また、ソフトバンク同士やau同士であればiPhoneのプランでは1~21時までは無料で通話できるのですが、それ以外の時間やドコモの友達などにかけるとお金がかかるので、LINEの音声通話で話すことも多くなってきました。
そこで今回、LINEをはじめSkypeやcommのような24時間無料で通話できるアプリや、電話番号がもらえる050Plusのような格安電話アプリなどのアプリを使った音声通話で、どのアプリの音質がいいのか比較してみました。
さらに!
Wi-Fiで接続した場合と、3G回線で接続した場合、ドコモ データ定額プラン 128kのような1,000~1,500円ほどでインターネットが出来るデータ通信での音声通話も検証してみました。

無料電話アプリ

音声通話が出来るアプリは色々あるのですが、ここでは以下にあげるアプリを検証しました。

LINE

いま最も人気がある無料音声通話が可能なアプリ。
iPhoneの「メッセージ」に似たメールのやり取りも出来ます。
iPhoneの連絡帳に登録してある相手がLINEを使っていれば、自動的にLINEの友達リストにも登録されるため、爆発的に普及しました。
あとで紹介しますが、音質・着信率共にダントツです。ただ、唯一の弱点はBluetoothのハンズフリーヘッドフォンがLINEだけは使用できないんです。

LINELINE
音声通話 ○(無料)
メール
ビデオ通話 X
連絡帳連動
起動していなくても
着信可能か
固定・携帯電話への発信 X
Bluetooth
ハンズフリーヘッドフォン
X
普及率 ★★★★☆
パソコンソフト
との通話
パソコン対応

050Plus

この電話アプリは他のアプリと違い、月々の基本料(315円)がかかるものの、050で始まる電話番号がもらえ、一般の電話へかけることもできるし、逆に一般の電話から電話がかかってくることもできるアプリ。
「お金がかかるならiPhone搭載の電話でいいのでは?」

SoftBankのホワイトプランやauのシンプルプランZでは、1分42円(税込)がかかってしまいますが、その半額以下の16.8円(固定電話へは3分8.4円)でかけることができます。
また、iPod touchやWi-Fi版iPadを携帯電話として使うことができます。
さらに着信ができなかった時に留守番電話サービス(無料)があるのも特徴。
最大の弱点はアプリを起動していないと、着信できない点。それからIIJmioやドコモ データ定額プラン128kのような超低速回線だと、着信はできても通話はほとんど出来ない点。

LINE050Plus
音声通話 ○(1分16.8円)
月々315円
050Plus同士は無料
メール X
ビデオ通話 X
連絡帳連動 参照可
起動していなくても
着信可能か
X
固定・携帯電話への発信
(電話番号がもらえ、
相手に通知できる
)
Bluetooth
ハンズフリーヘッドフォン
使用率 ★★☆☆☆
パソコンソフト
との通話
パソコン対応

Skype

一時期は一世を風靡し、Windows Live Messagerと統合されたにも関わらず、LINEなどの登場によりあまり目立たない存在になりました。
Skypeは、割と他のアプリのいいとこ取りのような特徴があり、有料ですが(基本使用料はなし)、固定電話・携帯電話番号へ電話をかけることができます。基本料がかかりますが、電話番号を所有することもできます。ただし、相手には「非通知」として着信します。
有料ですが、SMSを使用出来、相手の携帯電話(スマホでなくても可)にショートメールを送れます。
Skypeの最大の弱点は、着信が成功しにくい点、友だち登録に相手の許可が必要(IDによる登録)、起動していないと着信できない点です。

LINESkype
音声通話 ○(1分

20円12.5銭)
Skype同士は無料

メール
SMS使用可
ビデオ通話
連絡帳連動 X
起動していなくても
着信可能か
X
固定・携帯電話への発信
(相手には非通知)
Bluetooth
ハンズフリーヘッドフォン
使用率 ★★★☆☆
パソコン
との通話
パソコン対応

Viber

Viberはあまり聞きなれないかもしれませんが、外国版LINEのようなアプリで、LINEが登場する前からあった音声通話アプリです。昔は日本語化されておらず、使いにくかったので普及がいまいちでした。
タイムラインがない点などを除けば、ほとんどLINEと同じ。インストールするとiPhoneの連絡帳からViberを使用している人をピックアップし、友達リストのように自動で登録されます。
ただ、LINEと違い音声通話時にBluetoothのハンズフリーヘッドフォンが使えます。
音質もかなり良く、メッセージも送れます。
最大の弱点は、知名度が低くあまり登録者がいない点でしょうか。
それと着信があった時に、ワンコールしか呼び出し音が鳴らないので、気が付かないことがあるかも。

LINEViber
音声通話
メール
ビデオ通話 X
連絡帳連動
起動していなくても
着信可能か
固定・携帯電話への発信 X
Bluetooth
ハンズフリーヘッドフォン
使用率 ★★☆☆☆
パソコン
との通話
X

comm

DeNAが2012年10月に公開したVoIP(インターネット電話)アプリ。
ほぼLINEと同じです。音質がいいと盛んにCMで公開していましたね。スタンプを送れたり使い方はほとんどLINEと同じ。電話帳からcommを使用している人を自動で友だち登録してくれるとこまでそっくり。
ただ、後で検証しますが音質は今回公開したアプリの中では一番悪く、普及率もいまいち。
LINEがあれば事足りることがほとんどなので、今後普及する見込みも・・・??
ただ、LINEと違いBluetoothのハンズフリーのヘッドフォンでも使えました。

LINEcomm
音声通話 ○(無料)
メール
ビデオ通話 X
連絡帳連動
起動していなくても
着信可能か
固定・携帯電話への発信 X
Bluetooth
ハンズフリーヘッドフォン
普及率 ★★☆☆☆
パソコンソフト
との通話
X

音質の比較

イヤホンジャックにコードを差し込む上の動画は「電話」「LINE」「050Plus」で音声通話した時の音声を録音したものです。
スマホのイヤホンジャックとビデオカメラのマイク端子にケーブルを差し込み、パソコンの音声・音楽を流してスピーカーから流れる音がどのように聞こえるか録音してみました。

ビデオカメラのマイクに接続さらに、3G回線の時と、Wi-Fiで接続した時と、ドコモ
データ定額プラン128kのような安くて低速なデータ通信で接続した場合だと音質は使えるレベルなのか、を検証してみました。
使用したスマホは、「iPhone5」「iPhone4」「GALAXY SII」の3台。
iPhone4は3G回線を使ってしまうと料金がかかってしまうので、Wi-Fiで。
また、iPhone5は3GとWi-Fi。GALAXY SIIはWi-Fiとドコモ データ定額プラン128kでインターネットに接続しています。

パソコンスピーカーからの音声このように片一方はパソコンのスピーカーから流れる音声と音楽を拾うようにしました。
スピーカーの音はすごく小さくしたつもりでしたが、動画ではすごく大きく聞こえています。
もう少し離せばよかったのですが・・・。
ただ、このことからわかるように各アプリは小さな音でもきちんと拾うことが判明しました。

上の動画は「Skype」「Viber」「comm」といったやはり人気の無料音声通話アプリの音質を比較しました。
今度はスピーカーから若干話して録音しました。

徹底比較アプリと回線の違いによる音質・着信のしやすさ比較

見やすいように表にまとめてみました。ドコモ
データ定額プラン128k
は「低速3G」です。
音質はノイズの多さやクリアに聞こえるかを10段階でランク付け。数値が大きいほどクリアに聞こえることを表しています。
着信のしやすさは、アプリや回線速度によっては相手に着信しないことがあるので、その度合を10段階で評価。数値が大きいほど確実に相手に届くことを意味しています。

アプリ 回線音質着信のしやすさ
電話電話 3G ⇔ 3G 6 10
LINELINE 3G ⇔ Wi-Fi 9 7
LINELINE 3G ⇔ 低速3G 8 6
LINELINE Wi-Fi ⇔ Wi-Fi 9 7
電話050Plus 3G ⇔ 低速3G 音声
通話
不可
7
050Plus電話 3G ⇔ Wi-Fi 7 8
SkypeSkype 低速3G ⇒ 3G 5 4
SkypeSkype Wi-Fi ⇒ 3G
Android ⇒ iPhone5
音声
通話
不可
0
SkypeSkype 3G ⇒ Wi-Fi
iPhone5 ⇒ Android
7 4
ViberViber 3G ⇒ Wi-Fi 8 7
ViberViber 3G ⇒ 低速3G 7 6
commcomm 低速3G ⇒ 3G 音声
通話
不可
3
commcomm Wi-Fi ⇒ 3G 6 6

当然のことながら、電話電話から電話電話にかけた場合は、電波が届きさえすればほぼ100%相手側に着信できます。ただ、携帯電話の音声はデジタル処理で高圧縮されているため、ノイズが多く、音質も悪いです。ちょうど、画質がすごく悪いYouTubeのような音質。
予想外だったのがLINELINEがものすごく音がいいこと。ドコモのデータ定額プラン128kのような回線速度が128kbpsレベルしかないデータ通信でも、かなり音がクリアでした。
LINEは普及率もダントツに高く、メール機能も持ち合わせているため、友達や知り合いがみんなLINEを持っているのであれば、月々1500円ぐらいで音声通話が出来るスマホを持てるかもしれません。

おすすめ電話アプリは

ダントツでLINE

ここ数日間、LINELINEやSkypeSkypeなどで2~3時間といった長時間の通話をしているんですけれど、ダントツでLINEが音質がよく、つながりやすいです。
以前はLINEは聞き取りにくかったのですが、日に日に音質が向上している気がします。
LINEはWi-Fiでなくても3GやIIJmioやイオンb-mobile、そして私が加入しているドコモ データ定額プランのような128kbps(3G回線の10分の1ほど)の低速な回線速度でも非常にクリアに聞こえます。
そのため、LINEがインストールしてあれば他の音声通話アプリは必要ないんじゃないかと思えるほど。
ただ、LINEはBluetoothのヘッドホンが使えませんでした。

その他のアプリはまちまち

その他の音声通話アプリは、まちまち。LINEには及ばないものの、LINEにはない機能を搭載していたりして、LINE1つだけだと不安。という場合に補助的に使うのがいいかも。

SkypeSkypeはパソコンユーザーが多いので、パソコンの前にいる友達や同僚などに電話する場合に向いています。また、Skypeは有料ですが携帯電話や固定電話の電話番号にも電話をかけることができるので、LINEとSkypeの組み合わせで電話の代わりを補うことも出来るかも。
ただし、Skypeはどういうわけかすごく繋がりにくい!
お互いがオンラインでも全然つながらない時が多々ありました。(繋がるときはすぐ繋がるんですけれど・・・)
また、相手がアプリを起動させていないと着信できません。
このへんのストレスがクリア出来ればSkypeもお勧めです。
ただし、Skypeはお互いがIDを登録し合わないとメッセージや音声通話が出来ないので、LINEのように爆発的に普及するのは難しそう。

そして唯一、契約料がかかる050Plus050Plusですが、そのぶん、携帯電話や固定電話にもかけることが出来き、相手に050Plusでもらえる番号を通知できるので、仕事としてもオールマイティに使えるアプリ。
ただ・・・
3G回線やWi-Fiの電波であれば、どのアプリより繋がりやすいのですが、低速回線だと着信はできても今回の実験では、声が聞こえませんでした。なので、IIJmioやb-mobileなどと契約して月々の料金を安く済ます方法は、ちょっと厳しいかも。

LINEなどと違い、050Plusを起動していないと着信できないので、番号がもらえるといっても必ず着信が出来るってわけではないのもウィークポイント。
留守番電話や着信があったことをメールで知らせてくれる機能があるのは、他のアプリにはない点。
詳しくは、イオンb-mobileで050Plusは使えるかIIJmioで050Plus音声通話はできる? で検証しています。

意外とおすすめなのがViberViber。
知名度は低いですが、LINEが登場する以前から存在して、LINEのようにiPhoneやスマホの連絡帳からすでにViberを使っている人をチェックしてくれ、自動的に登録してくれたり、メッセージ送信機能もあるので、ほとんどLINEとそっくり(というか、LINEがViberの真似をしたのかもしれませんが)。
スタンプを送信する機能はありませんが、起動させなくても着信があると自動起動してくれるので(LINEも同じ)、電池の消耗を気にする必要はありません。

最近登場したcommcommは、音質も悪くすぐ切れてしまい、さらに低速回線だと音声が聞こえないので、はっきり言ってまだまだ発展途上のアプリ(Wi-Fiだとそれなりに使えます)。
LINEとそっくりなので、LINEをすでにインストールしているのであれば、わざわざインストールする必要はないかも。DeNAが開発元なので、モバゲーと組み合わせた使い方がないと厳しい・・・。

遅延について

電話に比べ、音質もよく電話をかける相手がみんなスマートフォンを持っていれば、LINEがあれば24時間無料で電話ができる!・・・・ってわけにはいかない点もあります。
それが遅延。
これらの無料電話アプリの最大の弱点は、相手との音声にタイムラグがある点です。

この動画をご覧になれば分かる通り、携帯電話同士だとほぼ同時に音が相手に伝わるのに対して、LINEをはじめ無料電話アプリでは、若干タイムラグが発生します。イメージで言うと、衛星電話での中継のように、コンマ数秒から1秒ぐらい遅延が発生してしまいます。
意外とこれがストレスがたまるんです。例えると、1本道にで向こうから来た人と出くわし、避けようとしたら相手と同じ方向に避けようとして、逆に避けようとしたら、相手もそちら側によけようとして・・・という状態。
相手の話を「うんうん」と聞いているような場合は、あまり遅延を感じないんですけれど、お互いが会話しようとするときに、よく会話がぶつかります。
ただ、LINEやWi-Fi同士のSkypeなどはあまり気になるほどの遅延ではなく、また、LINEなんかは日に日に改善していっているようです。

また、ハンズフリーのイヤフォンを使っていると聞き取りにくい。とか、アプリと使用状況で微妙に使い心地も悪くなったりする傾向があるようです。

関連ページ

 

050plus使用者 】 2013/02/05 16:37

こういう検証モノが好きなのでHP拝見させて貰っています。
今後もそれぞれ進化していくと思いますので、引き続き検証して戴ければとおもいます。
Win版に関しては、PC向けアプリが出ています。
一応、インストールして電話を掛ける事も受ける事も出来ました。

 

【 管理人 】 2013/02/05 20:39

こんにちは。
そう言っていただけると、ありがたいです。
050Plusのパソコン版も出たんですね!
今度さっそくインストールしてみたいと思います。
ただ、今はLINEかSkypeばかりなので、ほとんど使ってないんですよね・・・。

 

LINEふぁん 】 2013/03/17 19:42

いい検証をありがとうございます!

 

カテゴリー

同じカテゴリーの記事

にほんブログ村 携帯ブログ iPhoneへ 2013/02/05 23:30 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理