防衛戦に挑んだ宮崎亮=ボディメーカーコロシアム(撮影・森本幸一)【拡大】
この日のトランクスに赤を選択。15歳から一緒に戦ってきた井岡一翔が2011年8月のWBC世界ミニマム級初防衛戦で着用していた色だ。同じ色で自らを鼓舞し、盟友につなげた。
初防衛後は本来の力強さが出せる1階級上のLフライ級に転級する予定だったが、鮮やかな防衛で「今はノープラン」と心変わり。一翔の父・一法トレーナーも「本人がこの階級でやると言うのなら話し合う」とミニマム級残留の可能性を示唆した。「もっと進化するために、努力しないと」とさらなる成長を誓う宮崎。井岡を追いかけた男は、堂々たる王者となった。 (白石大地)
★宮崎の母・恵美子さん、観客席から声援
宮崎の母・恵美子さん(50)は1階観客席から声援を送り、「やってくれましたね。本番に強い。やっと本領を発揮しました」とひと安心。減量期間中の宮崎からは「苦しい」と本音も吐かれたが、特製の野菜スープで快勝での初防衛をサポートした。
(紙面から)