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首相「アジアに苦痛の認識 過去と同じ」
5月8日 14時8分

首相「アジアに苦痛の認識 過去と同じ」
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安倍総理大臣は、参議院予算委員会で「侵略の定義は、学会的にも国際的にも定まっていない」とする先の国会答弁に、韓国が反発していることについて「アジアの人々に多大な損害と苦痛を与えたことは過去の内閣と同じ認識だ」と述べ、理解を求めました。

安倍総理大臣は、先月23日の参議院予算委員会で、過去の植民地支配と侵略に対し痛切な反省を表明した、いわゆる「村山談話」に関連して「侵略の定義は、学会的にも国際的にも定まっていないと言ってもいいと思う」などと答弁し、韓国側から反発が出ています。
これに関連して、安倍総理大臣は、参議院予算委員会で「侵略の定義は、学問的なフィールドでさまざまな議論があり、政治家としてそこに立ち入ることはしないということを申し上げた。絶対的な定義は、学問的には決まっていないということを申し上げた」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「かつて多くの国々、とりわけアジアの人々に、多大な損害と苦痛を与えたことは過去の内閣と同じ認識だ。その深刻な反省から、戦後の歩みを始め、自由と民主主義、基本的な人権をしっかりと守り、多くの国と共有する普遍的な価値を広げる努力もしてきた」と述べ、理解を求めました。

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