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がれき処理 福島は目標時期を見直し5月7日 12時1分
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東日本大震災の影響で発生したがれきについて、環境省は広域処理にめどが立ったものの、県内処理を進める福島県については、一部の地域で処理が進んでいないことから、目標までの処理が難しいとして、目標時期を初めて見直すと発表しました。
震災によって発生したがれきの推計量は岩手県、宮城県、福島県の沿岸部で津波のたい積物を含めて2590万トンに上り、国は来年3月末までにすべての処理を終えるとする目標を定めています。
このうち、岩手県と宮城県については、県内では処理しきれないがれきをほかの都道府県で処理してもらう「広域処理」を進めた結果、7日までに17の都府県で、すべての受け入れ先が決まり、県内分についても処分先が確保できたことから、環境省は目標どおり、すべての処理が終わる見通しになったと発表しました。
しかし、広域処理の対象になっていない福島県のがれきについては、原発事故の影響で原発周辺の一部の地域で処理が進んでいないということです。
このため環境省は、目標までの処理が難しくなったとして、夏ごろをめどに初めて見直すということです。
これについて石原環境大臣は、「広域での受け入れに多大なご尽力をいただいた御礼を申し上げたい。しかし、福島県については今年度内の終了が困難と見込まれ、国は処理の加速化に全力で取り組む」と話しています。
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