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鑑定捏造事件公判 科捜元研究員に懲役2年求刑

 和歌山県警科学捜査研究所の証拠品鑑定結果捏造(ねつぞう)事件で、証拠隠滅と有印公文書偽造・同行使罪に問われた同研究所の元主任研究員能阿弥(のあみ)昌昭被告(50)(退職)の初公判が8日、和歌山地裁(浅見健次郎裁判長)であり、能阿弥被告は起訴事実を認めた。検察側は「科捜研の信頼を損なう軽視できない犯罪で、結果は重大」と述べ、懲役2年を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、即日結審した。判決は6月13日。公判で検察側は「被告は上司から受けた鑑定結果の不備についての指摘を不要な嫌がらせと感じ、犯行に及んだ」と指摘した。

 一方、弁護側は「本人の精神的な弱さが犯行の原因だが、当時、人間関係に悩んでおり、職場環境にも問題がなかったとは言えない」と述べた。

 起訴状などによると、能阿弥被告は2010年5月〜12年1月、変死など6事件で行った7件の鑑定で、上司への説明文書に過去の別事件の写真や測定のデータを流用して、偽文書を作り、証拠を偽造。同年6月には別の鑑定書類1件で所長の公印を無断で使い、決裁済みを装ったとされる。

2013年5月8日  読売新聞)
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