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【大リーグ】

川崎、全打席出塁で大逆転勝利に貢献 前日から5打席連続で一役買う

2013年5月8日 紙面から

◆ブルージェイズ8−7レイズ

 ムネリン、乗ってきた!! ブルージェイズの川崎宗則内野手(31)は6日、敵地セントピーターズバーグでのレイズ戦に9番遊撃で先発出場、1打数1安打、1四球。前日(5日)の古巣マリナーズ戦から5打席連続出塁と持ち味発揮でチームの7点差をひっくり返す大逆転劇に貢献し、共同電によると、「チームみんなで勝った試合。勝ちたいという気持ちがそのまま出た」と言葉をはずませた。

 川崎が“武勲”に挙げたのは4回の四球。直前の守りで7失点したチームはラスムスの2点弾で反撃を開始すると、2死走者なしからの川崎の四球を足掛かりにもう1点追加した。「絶対に塁に出ないといけないと思った。(ラスムスの)本塁打(だけ)で終わるのと(さらに)点が入るのでは全然違う。僕にとって本当に大きな打席」と川崎。カウント2−2と追い込まれながらファウルなどで粘り、8球目で一塁へ歩いた打席が報われ、白い歯を見せた。

 オフの大型補強で今季の“世界一”候補にも挙げられていたブ軍だが、これまで12勝21敗で地区最下位。調子の上がらないチームにあって川崎も振るわない試合が続いたが、ようやく巻き返しに向けた好材料がそろってきた。野球IDが高く、巧打などで“さんしょうは小粒でピリリと辛い”を地で行く川崎が今後もチームの“隠し味”となる。

 

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