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【プロ野球】新井貴 3戦&2打席連発 今季最多貯金52013年5月8日 紙面から ◇阪神5−0巨人
阪神は投打がかみ合い、貯金を今季最多の5とした。3回に藤井彰のソロで先制し、4回は新井貴の3試合連発の3ラン、7回は新井貴の2打席連続の5号ソロで加点した。スタンリッジは2季ぶりの完封。巨人は約1カ月ぶりの零敗。 右中間深くに飛んだ打球は、勢いそのままにスタンドへ突き刺さった。1点リードの4回2死一、二塁。新井貴が杉内の外角速球を逆らわずにはじき返した。4号3ランは11年5月3日の巨人戦(東京ドーム)でマークして以来、2年ぶりとなる3試合連続弾。7回も左中間に5号ソロをぶち込み、虎の天敵を打ち崩した。 「(前の打席の)良太が粘って四球でつないでくれたので、何とかしたいなと思って打席に入りました」。勝利を大きく引き寄せた3ランを納得の表情で振り返った。「逆方向へ質の良い、力強い打球が打てている。しっかり、軸で振れている」。昨年から右肩の故障に苦しみ、今季は開幕スタメンを外れた。そんな虎の主砲が完全復活を宣言した。 水谷打撃コーチは「キャンプからやってきたことが出だした。軌道が変わって、上からたたけるようになってきた」と褒めた。和田監督も「新井貴は本来のモノにかなり近づいてきている。水谷コーチが毎日、捕まえてやっている。成果がやっと出てきた。続けてほしい」と目を細めた。 復活を果たした新井貴には、恩義を感じている人がいる。権田康徳2軍トレーナーだ。「キャンプのリハビリから親身になってやってくれていた。野球が普通にできるのも権田さんのおかげ」。昨季終盤、新井貴は2軍で右肩治療に専念。ゴロ捕など地味で綿密なメニューを組み、辛抱強く付き合ってくれたのが権田トレーナーだった。 戦える体に戻った主砲の復活で、チームは2年ぶりに東京ドームの同一カード勝ち越しを決めた。和田監督は「巨人からすれば、1勝2敗では痛くもかゆくもない。3つという気持ちでいく」と気勢を上げた。 (中谷秀樹) PR情報
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