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【格闘技】

内山高志「統一戦やりたい」

2013年5月8日 紙面から

トロフィーにキスする内山=東京・五反田のワタナベジムで

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 7度目の防衛に成功したWBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(33)=ワタナベ=が7日、東京都内のジムで一夜明け記者会見をした。

 戦慄(せんりつ)の左ボディーで挑戦者をもん絶させた内山。「いつも試合後はよく眠れないけど、夜中の2時から朝までグッスリ寝た」とさわやかな笑顔。絶対王者の風格すら漂い始めた。

 周囲の関心は今後の相手。内山が対戦を熱望してきたアテネ五輪金メダリストで同級暫定王者のスーパースター、ガンボア(キューバ)はライト級に上げる意向でドリームマッチ実現の可能性は消滅。逃がした獲物の大きさに、内山は「今でもガンボアは自分より強いと思っている」と寂しげにポツリ。それでも気を取り直して「これからも強い相手とやりたい。日本でも世界4団体が承認されたし、統一戦もやりたい」と意気込んだ。

 具志堅用高氏の持つ13連続防衛の国内記録も視野に入ってきた。渡辺均会長は「歴史に名の残る選手になってほしい」と具志堅超えに意欲を見せたが、内山は「記録にこだわりはない。一つ一つ防衛を重ねて、気が付いたら超えていた、となれば理想的」とどこまでも自然体。

 心配は爆弾を抱える右拳の腫れ。強打者の宿命だが「2、3日して腫れが引いたら、エックス線検査を受ける」と内山。年内にあと2試合を予定しているが、検査の結果次第で防衛プランにも影響が出るだけに気掛かりではある。 (竹下陽二)

 

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