個人的には、「夏こそウール!」と思っているくらいです。と言いますのは、ウールはとっても湿気を吸うのです。ナイロン等、他の繊維と比べると群を抜いており、「天然のエアコン」と言われるほどです。ですので、むし暑い日本の夏を爽やかに過ごすには本当に心強い存在なのです。フローリングの床のひんやりする感じも気持ち良いですが、汗ばむ季節は、べたつきが気になることもありますね。そこでウールの敷物を敷くと、汗や湿気を吸うので、手や足に直接触れる感じがサラッとして、意外なほど気持ちが良いですよ♪
ウールの敷物と言えば、ギャッベ(目が粗くて毛足が長い絨毯)やキリム(遊牧民たちが織る平織りの敷物)が代表的ですね。どちらも調湿効果はバッチリですが、平織りのキリムは肌触りがより夏向きです。色・柄がきれいなものも多くあるので、椅子の足元などに敷くとほど良いアクセントにもなりますね。また、サイズや形をお部屋に合わせてオーダーしたい場合は、ロール状のカーペットを選んでカットしてもらい、縁取りをつけるとお部屋に合ったオリジナルのものができます。
もうすぐやってくる汗ばむ季節は、羊と一緒に気持ちよく過ごしませんか?
写真協力:ザ・ウールマーク・カンパニー、ガラタバザール、シンコール株式会社
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色・柄が美しい小さめのキリムは、お部屋のアクセントにもいいですね。 ※画像をクリックすると大きな画面で見られます。

無地のカーペットに縁をつけて、オリジナルに! ※画像をクリックすると大きな画面で見られます。 |