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不正と不誠実 -$%&R

posted by : TAG at : 2013年5月 6日 10:11
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これは、とある星での空想話、絵空事、おとぎ話。

ある星の、ある国の、ある町の、南の外れにある小さな$%&R 陽堂印刷 会社の話。

夕陽の綺麗な町だから、その会社を仮に「夕陽堂」って呼んでみます。
その会社の仕事は製造業。不景気の時代に「何とか頑張ろう」と思っている人達も多い会社です。

そんな会社の一人の従業員がある雑誌記事を読んで「思ったこと」がこの話の内容です。
その記事の内容は会社の「やり方」について。

不正は、「動機」「機会」「正当化」の3つが揃ったときに起こる...
ある雑誌のその記事を読んで彼はふと考えます...
「僕の会社はどうなんだろう???」
彼は自分のおかれている境遇を、少しずつ考えるようになります。

動機・・・
近年稀に見る不景気のおり、見渡す周りの会社と同じく、彼の会社も思ったように業績が伸びていないようです。
そこで会社のある人は考えます。どうにかして経費を抑えたい...
当然経費について考えなければならない立場にいるのだから、その会社のジェネラリストの方です。
おそらくジェネラリストの方は「人件費=不要コスト」と考えているのでしょう。
周りには無数の無駄に使われている会社の資産があるのに、そこはスルーです。
精査するのが大変なんでしょうか?精査すると「まずい」」事でもあるのでしょうか?

あるいは、「人を育て、結果会社を育て企業価値を高め会社を繁栄させる」という考えの持ち主ではないのかもしれません。
考えに考え抜いてベストの道を探す。これは途方もない労力が必要なことです。
短絡的に思考を停止さえしてしまえば非常に楽です。


機会・・・
そんな時に夕陽堂印刷に一人の社労士さんが現れ彼をそそのかします。
(ここで夕陽堂の職務内容が正しく、偏向無く伝わっていたのかは分かりません)
「不景気のおり、みんな簡単に内部告発は出来ないだろう。文句の言われない部署の人件費を抑えたら...」
その国では、どんなに働いても一定の賃金で雇える制度があります。
ただし、その制度で雇えるのは「極めて特殊な職種」です。
例えば弁護士さんとか、絵描きさんとか一段「抽象度の高い」仕事に限られ、そのスペシャリストとしての仕事のみを遂行出来る場合です。
そしてその部署の人たちは法律に精通しているわけではないから、与えられた条件を鵜呑みにせざるを得なかったのです。しかもどこかの国の法律に似ていて、その星でも労使関係では圧倒的に「使」の立場が弱いのです。
それを悪用してしまえる「機会」が出来たのです。
本来会社のジェネラリストである人は、コンプライアンスの遵守なんかは、
全ての大前提として執り行わなければならないことです。
社労士さんのいう事が本来の自分達の職務にフィットしない事は火を見るより明らかなはずです。

それが分からなかったと言うことは...

好 意的に解釈すれば「法律のプロの言葉」を鵜呑みにしてしまい、本来自分で行わなけれならない「事実関係の論理的整合性をとる」作業を疎かにしてしまったの かもしれません。その確認作業は実に簡単、厚生労働省のwebサイトで雇用の方法を確認すれば良いだけです。中学校で習う常用漢字しか使われないような簡 単な文章で丁寧に記述されています。写真週刊誌を読める程度の読解力があれば簡単に理解できるはずです。

それとも、極めて利己的な判断が行われたのでしょうか...

そして不正・不誠実の被害にあった社員の人達はお互いの信頼関係をもって生活の基盤を築く為にジェネラリストの方にお願いをしました。
「スケジュール管理」を徹底して下さい。彼らはそれにより作業の効率を上げ、生産性を上げ、文化的かつ人間的な生活をするための「お金」と「時間」を生み出そうと考えました。

そ れに対して、「スケジュールを出させるようにする」と約束してくれるジェネラリストの方がいました。しかし、簡単に分かる気のない軽い返事でした。それは 周りの人にそのジェネラリストの仕事と会社に対しての「不誠実」を十二分に露呈する結果となりました。ジェネラリストの方の「資質や人間性」に絶望した人 も、あるいはいたかもしれません。

契約の不履行です。

その他にも本来その制度では「行ってはいけない」事もなし崩し的に行われるようになりました。

犯罪です。

そして会社の「ある人たち」、一部の人間はそれを悪用し、無茶なことを狡猾な手段でごり押し始めました。

正当化・・・

こんなに簡単に分かる不正・不誠実ですが、
「どこの会社でもやっている」
「そう簡単には告発できないだろう」
「これ以外に方法はない(洞察力を少し働かせれば確実に存在する)」
といった正当化が行われ、不正が現実に実行されることとなりました。


不正・不誠実を防ぐためには、この中のたった一つの行いについて十二分に鑑みれば良いだけなのです。彼の読んだ記事にも簡潔に書かれていました。

不 正をはたらく機会を作らないようにする。そのためには、業務を進める手順を細やかにルール化し、これを監視・チェックする体制を作り、報告の義務付けや監 査の実施といった仕組みをつくり、徹底してダブルスタンダードの廃絶をすれば良いのです。そして正当化を防ぐために組織の存在意義や仕事の目的を明確に し、ジェネラリストの理念が十二分に意味を持ち、各々の中に十分に浸透するような誰もが納得する物であれば良いのです。

仕事に対して正しい共通の価値観を組織に浸透させていくことは、みんなが同一の目的意識を持って頑張っていくのに、非常に重要かつ効果的な方法なんじゃないかな...と彼は考えてみたりしました。
みんなが自分の仕事に誇りを持ち、誠実であればうまくいくのに...

彼が矜恃を傷つけられ憤慨するような人間ではなく、「からあげクンレッド」並の「骨なしチキン」なのは、また別の話...

遠い星の、四季のきれいな国の、ここ程夏の暑くない田舎町での空想のお話...夢物語...ほら話...

(unknown a.k.a speeeeeed mst)

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