PC遠隔操作:伊勢神宮爆破予告容疑で再逮捕
毎日新聞 2013年05月08日 12時01分
パソコン(PC)の遠隔操作事件で、昨年9月に伊勢神宮の爆破予告などを書き込んだとして、警視庁などの合同捜査本部は8日、片山祐輔被告(30)=ハイジャック防止法違反罪などで既に起訴=を威力業務妨害容疑で再逮捕した。「身に覚えがない」と否認しているという。
逮捕容疑は、昨年9月10日午後3時半〜4時ごろ、ウイルスに感染した三重県の男性のPCを遠隔操作し、ネット掲示板に伊勢神宮に対する爆破予告を書き込んだ他、東京都内の携帯電話販売店を名指しして「トラックで突っ込む」などと記し、業務を妨害したとしている。片山容疑者と同販売店は昨年1月にトラブルになっていたという。
この事件を巡っては三重県警が男性を誤認逮捕。その後、男性のPCからウイルスが見つかり、県警が謝罪した。片山容疑者はこれまで、愛知▽大阪▽福岡−−の3府県のそれぞれの男性のPCを遠隔操作したとして起訴されている。合同捜査本部は東京都の男性が誤認逮捕された事件についても捜査を進める。【喜浦遊、松本惇、山崎征克】