七回には左中間へトドメの5号ソロ。難敵杉内を粉砕した【拡大】
この音が聞きたかった。巨人ファンの悲鳴を切り裂き、白球がスタンドへ消えていった。新井が今季初の3試合&2打席連続アーチ。右肩痛を乗り越えた元4番が、大暴れだ。4番奪回へ号砲を鳴らした。
「(1本目は弟の)良太が粘って四球でつないでくれたので、なんとか走者をかえしたいと思って打席に入った。(2本目は)追い込まれていたのでコンパクトにいこうと思ってたけど、最高の結果になってよかった」
大歓声を浴びながら、敵地で受けたヒーローインタビュー。虎党から「4番を打て!!」というゲキが飛んだ。新井は凛とした表情で「しっかりがんばります!!」と答えた。
まずは1点リードで迎えた四回二死一、二塁だ。杉内が投じた外角138キロの直球を振り抜き、右中間席へ4号3ランを放った。2年ぶりの3試合連続本塁打をマーク。これだけでは終わらない。七回一死で、またも杉内から左中間へ5号ソロ。昨年の8月17日のヤクルト戦(神宮)以来となる2打席連続本塁打も記録した。