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フィギュアスケート/印象に残っているフィギュアスケート選手
銀盤の女王 「伊藤みどり」の功績
1989年、「もっとも高得点をとったフィギュアスケーター」として、ギネスブックに掲載されたのが、日本の伊藤みどり選手。女子フィギュアを変革したともいわれる彼女の功績に迫ります。
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更新日:2012年12月30日
女子フィギュアを変革した「伊藤みどり」の功績
1989年、「もっとも高得点をとったフィギュアスケーター」として、ギネスブックに掲載されたのが、日本の伊藤みどり選手。今現役で活躍している選手達と比較すると、この当時の伊藤みどり選手は、どちらかと言えばぽっちゃりとした体型。でも力強いジャンプや、ひたむきな演技、親しみやすい笑顔が、とてもチャーミングでした。彼女の最大の功績は、世界選手権でトリプルアクセルに成功し、フィギュアスケートの芸術性のみならず、ジャンプという技の魅力を世界中に知らしめたことでしょう。
アルベールビルのオリンピックでは、残念ながら銀メダルという結果でしたが、伊藤みどり選手の活躍で、日本のスケート連盟も人材育成に力を入れるようになったとか。
5人のジャッジが6.0満点 伝説の演技
そんな伊藤みどり選手の演技で一番印象に残っているのは、やはり今や「伝説」と呼ばれている1989年の世界フィギュアスケート選手権。世界選手権で初めてのトリプルアクセルを見事に成功させ、着氷した瞬間には、大きくはじけるような喜びの笑顔を見せました。その後のジャンプも次々と高く舞い上がり見事に成功させ、当時伊藤選手の課題と言われていたスローパートの演技も、実に柔らかくエレガントに決めていました。
あまりの完璧なまでの演技に、場内はスタンディングオベーションの嵐。その後のジャッジ達の審査で、フルマークの6点が次々とテレビに映し出された時には思わず鳥肌が立ったほどです。
伊藤みどりさんの氷上の舞いとともに、あの時の音楽、会場の拍手、興奮気味にうわずった声で話す解説者の声……。すべてが印象に焼きついているので、今でもはっきりと思い出すことができます。
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