福島第一原発で汚染水の原因となる地下水放出へ(05/07 23:51)
福島第一原発で、建屋に入り込む地下水が汚染水が大量に出る原因になっていることから、東京電力は井戸を掘り、くみ上げた地下水の水質を確認したうえで海に放出する方針です。
福島第一原発では原子炉を冷やすため、毎日400トンもの放射性物質を含んだ汚染水が建屋から出て大きな問題になっています。これは、地下水が建屋の地下の壁の割れ目などから入り込んでいるためで、これを防ぐため、東京電力は、山側に12カ所の井戸を掘って地下水をくみ上げ、建屋に入り込む量を減らそうとしています。東京電力は、すでに掘り終えた井戸水の放射性物質が検出限界未満なため、13日に地元の漁協に説明して了解が得られれば、水質を確認したうえで、この地下水を海に放出したいとしています。