日本代表ＦＷ本田圭佑（２６＝ＣＳＫＡモスクワ）に“スーパーサブ案”が急浮上している。

　欧州視察を終えた日本代表アルベルト・ザッケローニ監督（６０）が２日に再来日。「試合に出ている選手たちはコンディションが良く、順調にシーズンを過ごしていると感じた」とコメントしたが、代表チーム最大の懸念材料は左足首の負傷で２か月以上も戦列を離れていた本田のコンディションだ。

　日本サッカー協会の原博実技術委員長（５４）も「順調と言えば順調だけど、まだ１００％じゃないね。また悪くならなければいいけど」。勝てばＷ杯出場が決まるアジア最終予選オーストラリア戦（６月４日、埼玉）に本調子で臨めるかは微妙な状況だという。

　しかも、クラブがロシアカップ決勝（６月１日）に進出すれば、代表に直前合流となるためコンディション調整も難しい。そこで、こんな声があがっている。

「今回は初めてホームでＷ杯出場を決められるチャンスだからね。国内の盛り上がりを考えると、試合に出られなくても本田はいた方がいい。チームメートとファンに『戻ってきたぞ』というメッセージを伝える意味でも、２０分間限定とかの出場もある」（Ｊリーグクラブ強化担当）

　大一番を迎える日本代表にとって、やはり本田の存在は不可欠。ザックジャパンのエースが、意外な形で代表復帰戦を迎える可能性が出てきた。