<巨人1-0広島(5日)>巨人が長嶋茂雄氏と松井秀喜氏の球史に残る晴れ舞台を勝利で祝った。5日の広島戦(東京ドーム)は先発の内海が8回無失点とエースの意地を見せれば、打っては好調ロペスが0―0の7回に8号ソロを放ち、投手戦を制した。試合前のミーティングでは松井氏から直接エールを送られたGナインは2人の偉大な先輩の前でその期待に見事に応えて見せた。一方広島は9回に訪れた逆転のチャンスにもあと一本がでず、7回を1失点のバリントンを始め好投の投手陣を見殺しにし、今季初の同一カード3連戦3連敗。東京ドームでの連敗は13となった。
巨人にとっては優勝がかかった瞬間にも等しい特別な一戦。その試合前のミーティングで、松井氏がナインに熱く語り賭けた。「巨人は特別なチーム。先輩方が作り上げてきた素晴らしい伝統があり、たくさんのファン、メディアからの厳しい視線がある。他球団は『巨人には絶対に負けたくない』という気持ちで戦う。巨人の選手はそれをしっかり受け止めて、跳ね返す強さが必要。それが巨人の選手のプライドです」
巨人・松井を生で知る選手はもう数えるほどしか残っていない。それでも後輩たちに思いは伝わった。「半端ないオーラ。初めてお会いしたので感激しました」。先発の内海も、松井氏の言葉で奮い立った。マウンドで感じた空気はやはり異次元。「今までで一番緊張したかもしれない」という。エースの誇りで見事に相手をを封じ込んだ。
持ち前の打たせて取る投球で8回4安打無失点。原監督は「本来の投球」と評価し、川口投手総合コーチも「大舞台に向かない投手もいるが、彼はピッタリだった」と強心臓ぶりを称えた。
援護がないまま粘り強く投げていた内海を救ったのは、松井氏も「素晴らしい選手」と認めるロペスだ。7回の先頭打席、バリントンの初球直球を見逃さず、左翼スタンドに8号先制ソロをライナーで突き刺した。
マリナーズ時代に同リーグのヤンキースで主軸だった松井氏と何度も対戦したロペスは「走者がいる場面で打席に入るとドキッとした。“RBI(打点)マシン”という印象がある。そんな松井さんの目の前で打ててうれしいよ」と〝祝砲〟を喜んだ。
最終回は守護神・西村が無死一、三塁のを招いたが、坂本の好守などもあり、最後は二死満塁でバトンを受けた山口が安部を遊ゴロに仕留めた。
連覇へ突き進む後輩たちの姿は、松井氏の目にこう映る。「私がいた頃はスター選手はたくさんいましたが、毎年勝てたわけではない。今はチームとして一つになっている強さを感じる」。ゴジラのいない10年間で、巨人も進化を遂げた。チーム一丸で勝利をもぎ取る姿勢は、先輩にも十分伝わった。
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