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茨城北部 シラス漁を本格再開5月7日 19時1分
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東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響でこれまでシラス漁を見合わせていた茨城県北部の漁協が7日、2年1か月ぶりに本格的な漁を再開し、港は久しぶりに活気に包まれました。
シラス漁を再開したのは、北茨城市の大津漁協と平潟漁協、それに日立市の川尻漁協の3つの漁協です。
3つの漁協は、震災直後、同じ海域で取れたコウナゴから国の基準を超える放射性物質が検出された影響で、シラス漁についても見合わせていましたが、去年8月から12月までに繰り返し行った試験操業で放射性物質が検出されず、春の漁のシーズンに合わせて7日、2年1か月ぶりに本格的な操業を再開しました。
大津漁港では7日午前5時ごろ、漁師たちが船に乗り込んで沖に向かい、2時間半後にかごいっぱいに入ったシラスが船から水揚げされると、港は久しぶりに活気に包まれていました。
大津漁協の坂本善則参事は、「やっと一歩が踏み出せた。
船が出て、港にも活気が戻ってきてうれしい」と話していました。
3つの漁港では、7日はおよそ5トンのシラスが水揚げされ、茨城県が検査をした結果、いずれからも放射性物質は検出されなかったということです。
これらのシラスは、釜揚げや天日干しなどに加工される前と後に、さらに加工会社が放射性物質の検査を行い、来週の初めには東京の築地市場で競りにかけられるということです。
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