今月予定されていた挙式を延期した米女優ジェニファー・アニストン（４４）と婚約者の俳優ジャスティン・セロー（４１）。別れた場合の財産分与について交わす婚前契約でモメていると噂されていたが、延期した本当の理由は、あの２人の存在だった。いわずと知れたジェニファーの元夫ブラッド・ピット（４９）とアンジェリーナ・ジョリー（３７）カップルのことだ。

　今やハリウッドの大女優となったジェニファーと、知名度の低い中堅俳優のジャスティンでは収入格差は歴然。婚前契約は当たり前と思われていた。だが契約を渋っていたのはジェニファーの方だったというから驚きだ。

　ジェニファーは「お金よりも愛が大切。こんな契約で２人の愛を台なしにしたくない」と友人らに漏らし、ジャスティンへの愛を熱く語っていたというのだ。

　米国ではセレブらが結婚や再婚する際、離婚した場合の資産分配をはっきりさせておくため、婚前契約は一般的。にもかかわらず、契約より「愛」を貫きたいというジェニファーの気持ちの背景には、自分を捨てアンジーに走ったブラピとの離婚があることは間違いなさそう。

　そんないちずな気持ちとは裏腹に、挙式を延期した理由が、これまたブラピカップルというから切ない限り。

　ブラピとアンジーは昨年暮れ、既に入籍したとの情報が流れたが、挙式はまだ。ハリウッドを代表する２人だけに、結婚パーティーの日程をめぐり、メディアがこぞって情報収集に躍起なのもうなずける。もっぱらの見方は「今年中」だが、そうなれば当然、ジェニファーとジャスティンの挙式と時期が重なる可能性もある。

　それをジェニファーに指摘したのがジャスティンだ。自分たちの結婚が、あの２人の挙式でかすんでしまう事態は避けたいと、結婚を急ぐジェニファーに「ちょっと待って様子を見よう」と説得したという。２００５年の離婚後も、いまだブラピとアンジーに振り回されるジェニファーが気の毒だ。