「ピュア・マイ・ドール」+「カスタムメイト3」+「チェリーJam」。
Hシーンを細切れにして各プレイをパーツ化、ユーザはそれを組み合わせて楽しむ、というシステム。
そう、「カスタムメイト3」や「SEXシリーズ」、「あゆみちゃん物語」と似てますね。
方向性はスキなんですが、とにかく雑。
まるで、小学生が作ったガンプラのよう(^^;)
パーツをくっ付けただけで、合わせ目がバリバリに出ちゃってる、というアレ状態(^^;)
「パテ盛れよ、 ペーパーかけろよ!」って感じ。
つまり、パーツとパーツのつながりが全然ダメなんです。
日数が経つにつれ、Hパーツ(プレイ)の選択肢が増えていき、彼女(クローン)の反応も変化していく。
それはそれで良いのですが、モンダイは、初期の選択肢が「そのまんま」残ってるということです。
同じプレイでも、調教(?)前と後じゃ、反応は違っていて当たり前。
それをそのまんま残しておくという感覚が、もうダメのダメダメ(^^;)。
また、システムはマルチエンディングで、クローン装置のディップスイッチの設定によりエンディングが変化するわけですが、ハッピーエンドだと超御都合主義的でサイテーな展開をしてくれます。
彼女が「クローン」という設定は、結構気に入ってただけにがっかり。
「人であって人でない」
という「クローン」にしか出せない「味」を重視して欲しかった。
これじゃ「ピュア・マイ・ドール」から進歩が無い。
グラフィックも使いまわしが多くて、文章とシンクロしてないとこが有るし。
例えば、射精してないのに画面には精液が飛んでたり。
アイテム持ってないのに、ベッドの上に「バ○ブ」が転がってたりとか。
その他、ゲーム終了後は、今までのプレイ(^^;)を、彼女の日記形式で振り返ることができます。
これもやはりパーツを、ただくっ付けただけ。
同様なシステムでは、あの素晴らしい完成度を誇る「チェリーJam」の足元にも及びません。
「チェリーJam」のときは、読んでて「恥ずかしくて恥ずかしくてタマらなかった」のに、この作品は、ただムカついただけ。
まあ「チェリーJam」の方が、デビューは後だから優れてて当然なのかもしれませんが。
あ、「ムカつく」という点では、この主人公も、かなりなモンです。
悪友が「憧れの彼女」の着替えを盗撮して怒る、というシーンが有りますが、ここで
「勝手にクローン作って性奴隷にしてるお前の方が、よっぽど鬼畜だ!」
とツッコミを入れたのは私だけじゃないハズ(^^;)
それに、どうも「魔法Taiのアレ」を連想するキャラデザなんで、余計ムカつきます(^^;)
なかなか良いトコ突いてるとは思うんですが、とにかく作りが雑過ぎ。
もしかしたら「超お気に入り」になってたかもしれないコンセプトの作品だけに、残念。
評価:68点(コンセプトはスキだ。2に期待^^)