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Title

クローンドール -課外授業-【スペースプロジェクト】

Story

ごくごく平凡な高校生「鈴木」(名前変更可)は、クラスメートの美少女「上杉公佳」(名前変更可)に片想い中。しかし、生来の内向的な性格から言い出せず、悶々とした生活を送っていた。そんな鈴木に、ある日「クローン人間製造装置」が届けられた。何やら未来から届けられたらしいが、この際どうでもいい。

「これで上杉さんのクローンが作れるぞ」と、早速、公佳の髪を入手した鈴木は、クローン装置を動かす。しかし、ディップスイッチの設定をして、起動スイッチを押してもクローン装置は動かない。諦めた鈴木が、次の日学校から帰ってくると、上杉公佳そっくりの少女がクローン装置の中に入っていた…。

選択肢無しの一本道な調教AVG。夢日記がキてる!

Feel

「のび太クンによる、クローン調教AVG」。

取りあえずファーストプレイは「ディップスイッチ6はON」でやりましょう(断言)、このゲームの真髄が判ります。

横田守が原画を描いてるので、CGは結構綺麗。
だけど、やってることは連日連夜の自家製ダッチワイフ調教ゲーム。

たまに、近所の子供や実の姉がヤりにくるけど、基本は自宅でのクローン調教です。
やたらと情けない割に「夜はハイ」な主人公(見た目はリアル版のび太)視点の、イカれた文章が笑える。

クローンは何故か喋れ(ら)ないわけで、Hシーンでも「うみゃう」とか「むぅ」とか擬音でごまかしていく。
この辺の演出がラストに出てくる、今作品の目玉とも言える「夢日記」に繋がって効果的に…なってないかな?まあ、いいか。

とにかく、実はクローンと本体はリンクしていて、クローンにしていたことは全て公佳(本体)に筒抜けだった。という非常にお約束な展開を見せてくれます。
この時に、本体が書き記していた日記「公佳夢日記」は、かなり強烈な代物です。
はっきり言って「壊れすぎ」。精神科に連れて行った方が良いんじゃないか?と心配になる程、公佳が壊れてる。

鈴木視点だった調教シーンを公佳視点に変えただけだが、かなりイっちゃってる。あの「うみゃう」の下で、そんなことを考えていたとは…恐るべし公佳!!
っていうか、はっきりいって、イタイぞ!

とまあ、この日記さえ見たら、もうこの作品の95%は極めたといってもいいでしょう(多分ね)。
あと、このゲームのエンディングは、最初に行うディップスイッチの設定で決まってしまので慎重に。

具体的には

1〜5まではONで固定。(OFFにしても装置が動かない)
6をOFFにするとBADEND確定。
7をOFFにするとクローンと本体は合体しない。ONにするとクローンと本体が合体する。
8をOFFにすると未来からのメンテが無し。ONにすると未来からのメンテが有り。

と、いうようになっている。

要するに、7と8の組み合わせで4通りのエンディングがあるという寸法。
どのエンディングも「超ご都合主義」なハッピーエンドになっているので、好みで選ぶと良いのではないかと…。

個人的には「7と8をOFF」のエンディングが好きかな。所謂「自分のクローンも作って4P」っていうオチだけど(笑)。

Favor

公佳(バカ女。日記の壊れっぷりを見たら、180度見方が変わること間違い無し!)

Point

71点(結構好きかも。エンディングが公佳しかないのは残念)

Review Date:2000/12/11
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