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3次元プリンターで銃製造 米で波紋
5月7日 16時19分

アメリカで、印刷するように立体物を作り出す3次元プリンターを使って、プラスチック製の拳銃を製造する方法がインターネット上で公開され、「凶悪犯やテロリストでも簡単に銃を作ることが可能になる」として、波紋が広がっています。

アメリカ南部のテキサス州にある団体は、このほど、紙に印刷するようにして立体的な部品を作り出す3次元プリンターを使って、プラスチック製の拳銃を製造する方法を開発しました。
団体は、この方法をインターネット上に公開し、これによって、3次元プリンターとパソコンさえあれば、誰もがプラスチック製の拳銃を製造できると説明しています。
これについて、銃の規制強化を目指すアメリカ議会上院の議員は、「凶悪犯やテロリストでも自宅の倉庫で簡単に銃を作ることができるようになってしまう」と会見で強い危機感を示し、「3次元プリンターを使った武器の製造を禁止する新たな規制が必要だ」と訴えました。
アメリカでは、去年12月、東部コネティカット州の小学校で児童など26人が殺害された乱射事件を受けて、銃の規制強化のための法案が議会上院で審議されてきましたが、先月、否決されたばかりです。
それだけに、3次元プリンターという新しい技術を銃の製造に使おうという動きに波紋が広がっています。

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