政治【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】押し寄せる中国漁船+(3/4ページ)(2013.5.6 03:04

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【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】
押し寄せる中国漁船

2013.5.6 03:04 (3/4ページ)日中関係

 彼らは中国海軍とは別に、中国の海洋戦略を担う。有事の際は海軍の出番の前段階で海警局が統率する船団が先兵となるとみられる。

 東海大学の山田吉彦教授は、中国が海軍を投入すれば日米安保条約第5条の適用という事態を招きかねない。海警局の創設は、米軍の介入を回避するために、海軍を出さず、しかし確実に島を奪うための手立てだと見る。

 米国に介入の口実を与えない巧妙な戦術を工夫する中国に対して、当の米国は、アジア・太平洋政策を転換させつつあるかに見える。同盟諸国や価値観を同じくする友好国と連携して事実上中国を包囲する、いわゆるピボット政策が、第2期オバマ政権では、中国との協調重視の路線に変わりつつある。

 4月12~15日、韓国、中国、日本を歴訪したケリー国務長官は北京で興奮気味にこう語った。

 「期待したよりもずっと多くの分野で、ほとんどの分野で、いや全ての分野で、不同意よりも同意が実現した」「(米中という)世界最強の2カ国、世界最強の2大経済国、2大エネルギー消費国、国連安保理の2大国が、国際社会の隅々にまで目配りするとき、相乗作用が生じるのです」

 米中協調を国益とする二大国主義(G2)への転換を思わせる発言だった。

 人民日報傘下の「環球時報」は4月15日、米国の「より優しい対応」を受けてこう書いた。「米中の競合関係を利用して戦略的利益をもくろむ国々が存在するが、競合の微妙な変化が米国に与(くみ)するか中国に与するかの決定をより困難にするだろう」

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