米 イスラエルを事実上支持の姿勢5月7日 9時58分
内戦が続くシリアから武器が流出するのを防ぐため、イスラエル軍が、シリアの軍の施設を攻撃したとされることについて、アメリカ、ホワイトハウスの報道官は「イスラエルには行動する権利がある」と述べて事実上、支持する姿勢を示しました。
アメリカなどの複数のメディアは、イスラエルが隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに高性能のミサイルが持ち出されるのを防ぐため、シリア軍の施設などを今月に入り、複数回、攻撃したと伝えています。
これについてホワイトハウスのカーニー報道官は、6日、記者会見で、イスラエルの攻撃があったのか明言を避けたものの、「ヒズボラのようなテロ組織の手に高性能の武器が渡ることはイスラエルにとって脅威であり行動する権利がある」と述べて、事実上、イスラエル政府を支持する姿勢を示しました。
また、シリアで化学兵器のサリンが使用された疑いが出ている問題で、使用したのは反政府勢力側だったとする見方が出ていることについて、カーニー報道官は「そうした見解は非常に疑わしいと考えている」と述べて、アサド政権側が使用したとみていることを改めて強調しました。
シリア情勢を巡る緊張が高まるなか、アメリカのケリー国務長官は7日、ロシアのプーチン大統領らと会談し、対応を協議することにしています。
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