最終更新: 2013/05/07 16:42

FNN各局フジテレビスーパーニュースニュースJAPANスピークスーパーニュース WEEKEND新報道2001

RSS

豪軍艦が在日米軍に参加 軍事評論家・岡部 いさく氏の解説です。

オーストラリア海軍の軍艦が、一時的にアメリカ海軍第7艦隊に参加するため、神奈川県横須賀基地に入港しました。
中国や北朝鮮は、これをどう見るのか、その真の狙いについて、軍事評論家・岡部 いさく氏に聞きました。

神奈川県横須賀基地に入港する1隻の軍艦がいた。
最後尾にひるがえるのは、オーストラリアの軍艦旗だった。
なぜアメリカ軍基地に、オーストラリア海軍なのか。
軍事評論家の岡部 いさく氏は「『シドニー』は、これからしばらくの間、第7艦隊の指揮下に入り、空母『ジョージ・ワシントン』の攻撃部隊を構成する1艦として過ごすことになります」と話した。
「シドニー」は、1983年、アメリカで建造されたミサイルフリゲートで、さまざまな種類の対艦・対空ミサイルを装備しているのが特徴となっている。
これまでにも、湾岸戦争やイラク戦争の際には、多国籍軍の一員として参加してきた。
軍事評論家の岡部 いさく氏は「『シドニー』は、わざわざ日本まで来て、アメリカ第7艦隊の指揮下に入るわけですが、これはオーストラリアが、日本を含む北東アジアの安全についても、アメリカと共に積極的に関わっていこうという姿勢の表れなんじゃないでしょうか。日本にとって、同盟国と呼ばれるのは、アメリカだけでした。実は、オーストラリアもアメリカの同盟国で、その関係を通じて、オーストラリアは、日本との防衛協力を進めようとしているわけです。トモダチのトモダチは、トモダチだということですかね」と語った。
シドニーは3カ月間、佐世保に沖縄、韓国・釜山(プサン)に寄港し、海上自衛隊との演習にも参加する見通し。
軍事評論家の岡部 いさく氏は「北朝鮮や中国からすれば、ここで何か事を起こした場合には、日本や韓国、アメリカだけでなく、オーストラリアからの反応も考えなくてはならないというプレッシャーが加わることになるでしょう」と語った。
そんな中、6日、中国・海南島からおよそ30隻の漁船が出港した。
ベトナム、フィリピン、中国などが領有権を主張する、南沙諸島へ向かったという。
軍事評論家の岡部 いさく氏は「中国は、南沙諸島の領有権を主張するつもりで、こういう行動に出たのかもしれませんね。その中国のことをオーストラリアは、国防白書の中で、『戦略的パートナー』と位置づけています。その一方で、南シナ海の問題は、法にのっとって解決すべきであり、航海の自由の確保を求めています。この中国の行動については、オーストラリアも大きな関心を持つことになるんじゃないでしょうか」と語った。

(05/07 00:04)


[ high / low ]

「政治」の最新記事

最新記事

Today's Question

富士山に登ったことがありますか?

はい
いいえ
5合目まで
途中で引き返した

送信

結果をみる

投稿する

記事に対する意見・ご感想や情報提供はこちらから

映像の投稿はこちらから

スマートフォンアプリで「すぱにゅ〜クリップ」に動画・写真を投稿・閲覧できます

Windows Media Player」または「Flash Player」をインストールして、動画をご覧ください。