2013/05/06(月曜) 17:46

国連調査官、「シリア反体制派による化学兵器使用の疑いが存在」

国連調査官、「シリア反体制派による化学兵器使用の疑いが存在」

西側の主張に反して、シリアでの化学兵器使用問題に関する国際調査委員会のカルラ・デル・ポンテ国連調査官が、テロリストがシリアでサリンガスを使用した疑いがあると発表しました。

 

ロイター通信によりますと、デル・ポンテ国連調査官は5日日曜、シリアでは、武装した反体制派の勢力が神経ガスであるサリンを使用したことを示す証拠が見つかっている」と語りました。

この査察官は、「化学兵器の被害者や、病院の職員に対する調査の結果、シリアの反体制派はサリンガスを使用したことが明らかになった」としました。

デル・ポンテ調査官は、「国連の調査団は、シリア政府が化学兵器を使用した証拠を発見していない」と語りました。

アメリカ政府は最近、シリア政府が同国の反体制派に対し、化学兵器を使用したと主張していますが、シリア政府は、これまで何度も、この主張を否定し、「こうした兵器を使用したことはなく、今後も使用することはない」と強調しています。

シリアのテログループは、今年3月19日、アレッポへの攻撃で化学兵器を使用し、これにより、少なくとも25名が死亡しました。

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