ＪＲ東日本八王子支社がまとめた管内の平成２４年度「社員に対する暴力行為」によると、駅員や運転士、車掌らへの暴力行為は３２件で前年度より１４件減った。
乗客ら加害者の約半数が酒を飲んでいた。理由も不明なまま暴力行為に及ぶ加害者も多く、同支社は「トラブル発生時は早めに警察官に連絡し、暴力行為には被害届を出すなど毅然と対応する」としている。同支社管内は中央線小淵沢−吉祥寺、青梅線全線、八高線の一部など。
２４年度の暴力行為３２件の発生場所は駅ホームと改札が約７割を占め、６割近くが午後７時以降の夜間に発生した。悪質なケースとして大月駅で１月、酒を飲んだ５０代男性が突然暴れだし、対応した車掌と駅員の顔を殴ったり指をかんだりするなどの暴力行為に及んだ。