蹴球探訪
金持ちクラブが勝てない Jの特殊性(3月1日)
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】能見 完投&プロ初アーチ G止めた2013年5月7日 紙面から
◇阪神5−2巨人阪神の能見が2失点完投で約1カ月ぶりの2勝目を挙げた。打線は1−2の4回に西岡の犠飛で追い付き、5回は新井貴の2試合連続本塁打で勝ち越し。6回は能見がプロ初本塁打を放った。巨人は宮国が振るわず、連勝が5で止まった。 ◇ 想定外の光景に、一瞬の沈黙の後に黄色い大歓声とオレンジのため息が交差した。1点リードの6回1死走者なし、投手の能見が巨人の2番手笠原の直球をフルスイング。野手顔負けの強烈な当たりが右中間席に飛び込んだ。これがプロ9年目で初ホーマー。右の拳を握り締め、ダイヤモンドを1周した。 「プロに入って1本も打ったことがなかったので、入るかどうか分からなかった。プロで1本はホームランを打ちたいなと思っていた」。投手である前に野球選手。ホームランへの憧れはある。夢のプロ1号が自らを援護する大きな追加点となり「まさかのまさか。芯には当たったんで」。鳥取城北高で白球を追っていた青春時代から実に17年ぶりの一発でもあり、「高2以来です」。しみじみと振り返った。 左中指の爪が割れた影響で出場選手登録を抹消され、実戦登板は4月23日の中日戦以来。本業のピッチングでは1、2回と連続失点を許したが、3回にチェンジアップを多めに入れて以降、尻上がりに調子を上げ、4安打2失点の完投で2勝目を挙げた。 和田監督は「今日は能見です。投げて良し打って良し。エースらしかった」と最敬礼した。4回にも西岡の同点犠飛につながる右前打を放ち、マルチ安打をマークした能見は「(打席に入れば)9番打者だから」とキッパリ。交流戦前では最後となる巨人3連戦の初戦を制し、その差は4・5ゲームに。虎のエースが投打でワンマンショーを演じ、巨人に食らいついた。 (中谷秀樹) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|