日中韓の企業・学生フォーラム開催5月5日 11時28分
日本、中国、韓国の環境行政のトップらが大気汚染問題などについて議論する会合が開催されるのを前に北九州市では3か国の企業と学生の代表が環境対策と経済発展の両立などをテーマに話し合うフォーラムが開かれました。
日本、中国、韓国の3か国では、毎年、環境行政のトップが会合を開いていて、ことしは中国で深刻化しているPM2.5などの大気汚染問題を主なテーマに5日午後から北九州市で行われます。
開催に合わせて北九州市では3か国の企業と学生の代表が参加したフォーラムが開かれ、開会式で環境省の秋野政務官は、「さまざまなレベルの協力が強化されるのは有意義なことで、参加者でアイデアを共有してほしい」とあいさつしました。
フォーラムでは、環境対策と経済発展の両立や持続可能な都市の実現に向けた提言をまとめる予定です。
参加した日本の大学院生は、「3か国の関係は冷え込んでいると言われるが、気にせずに、しっかり環境問題を議論したい」と話していました。
今回の会合には石原環境大臣と韓国のユン・ソンギュ環境相が参加し、日本政府が尖閣諸島を国有化してから閣僚の来日が途絶えている中国からは、環境保護相の代わりに李幹傑次官が午後、来日します。
日本政府は、大気汚染問題の解決に向け新たな協力体制を築くとともに、冷え込んだ両国との関係改善にもつなげたいとしています。
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