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がれき処理 2県目標どおり福島見直しへ5月7日 4時25分
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東日本大震災の影響で発生した岩手県と宮城県のがれきの一部について16の都府県で「広域処理」での受け入れが決まったことから、2つの県では、目標どおり来年3月までにすべてのがれき処理が終わる見通しになったことが環境省などへの取材で分かりました。
しかし、福島県では一部で処理が進んでいないため、環境省は夏ごろをめどに処理を終える目標時期を初めて見直すことになりました。
震災によって発生したがれきの推計量は、岩手県、宮城県、福島県の沿岸部で津波の堆積物を含めて2590万トンに上り、国は来年3月末までにすべての処理を終えるとする目標を定めています。
このうち岩手県と宮城県については、県内での処理を進めるとともに、環境省が、目標を達成するために、県内では処理しきれないがれきをほかの都道府県で受け入れてもらう「広域処理」での調整を進めていました。
調整の結果、合わせて67万トンについて7日までに16の都府県で、すべての受け入れが決まり、このほかのがれきについても県内での処分先が確保できたことから、2つの県では、目標どおり、すべてのがれきの処理が終わる見通しになったことが環境省や各自治体への取材で分かりました。
環境省は、大量のがれきの処理にめどが立ったことで、復興の促進につなげたいとしています。
しかし、福島県のがれきについては、原発事故の影響で原発周辺の一部の地域で、処理が進んでいないことから、環境省は目標までに処理が難しくなったとして、夏ごろをめどに目標時期を初めて見直すということです。
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