きてますね!
残念ではない「コメント欄の議論」を
見た目は本国同様、クリーンな感じ。政治家をはじめとする著名人の記事投稿も始まっています。こちらは佐々木俊尚さんの記事。
ハフポストが投稿する記事も、ツイッターの引用がちりばめられていて新しい感じ。なるほど。
タイトルの「期待すること」ですが、ぼくはハフポストに「ネットの議論は残念ではない」ことを証明してほしいと、勝手に期待しています。
「BLOGOSのコメント欄が全体的に残念な件」でも書きましたが、日本の主要なウェブメディアは、コメント欄がまともに機能していません。
比較的コメント欄の運営に力を入れているであろうBLOGOSですら、実に残念な感じです。BLOGOSブロガーであるThe Startupのumeki氏も、このように語ってますね。
今日もまたBLOGOSのコメント欄のクズぶりが笑えるなあ。コメントしてる人々が「辛口のBLOGOSコメンテーター」と自分たちのことを称していて、誇りを持っているのが尚のこと笑える。
— Yuhei Umekiさん (@umekida) 2012年11月26日
ハフポストは本国でもコメント欄の運営に力を入れており、その文化は日本版でも引き継がれているように見えます。
コメント主にもユーザーページが与えられ、ソーシャルグラフやアクティビティが表示されます(なぜかアクティビティが読み込まれまず…)。「ファン」になることもできます。
ちなみに、本国サイトは優良なユーザーにバッジが与えられる仕組みも用意されています。日本ではまだ実装されていないようです。
コメント欄の議論を盛り上げるためには、ただ仕組みを用意するだけではなく、不適切な意見のモデレーションをはじめとした「コミュニティ形成」に力を入れる必要があります。
経験上、一度残念な状態になってしまうと挽回するのは難しいです。ハフポスト日本版がどのようにコメント欄を盛り上げていくのか、これが個人的な注目ポイントです。
コメント欄を盛り上げることは、ウェブサイトの価値を高めることそのものなんですよね。
数字だけ見ても、コメント欄が盛り上がれば、読者の滞在時間(「コメント欄も読んでみるか」)も再訪(「どんなコメント付いてるかな?」「俺のコメントにどんな反応ついたかな?」)も増えます。後続のハフポストが価値を出していくためにも、重要なKPIとなりそうです。
「ネット論壇」はここに来て大きくバージョンアップするのでしょうか。いやー、楽しみです。ぼくもコメント欄参加してみます。
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