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講習を受け”国家試験”に合格しないと釣りができない国があるらしい

自然保護とは言え、60時間の講習会はやりすぎのような気がする・・・。

更新日: 2013年05月04日RSS

toolloveさん

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誰でも簡単・気軽に出来るレジャーといえば”釣り”を思い浮かべる方も多いと思いますが、世界は広いもので、誰でも簡単に釣りができない国がある事をご存知でしょうか?

釣りをするのに免許が必要な国。それはまさかのドイツだった!

釣り堀でもNG!

厳しい事に「釣り堀」、「釣り池」で釣りをするにしても管理者は「免許」の有無の確認を義務 づけられているので「無免許」では釣り堀にも行けません。

無免許釣り!もし見つかってしまったら!?

無免許発覚時の罰則は通常、罰金200ユーロ(約2万円)程度だが、悪質な場合は最高で禁錮2年が科される。

実際に摘発されるニュースも!

イ・シホン駐ドイツ北朝鮮大使がベルリンで無免許で釣りをし、警察に摘発されたと、独メディアが報じた。ドイツの時事週刊誌シュピーゲルは19日(現地時間)、「イ大使が先週末、西ベルリンのハベル川フライブルク近隣で免許証を持たずに釣りをし、警察に摘発された」と伝えた。ドイツでは違法に釣りをして摘発されれば200ユーロ(約30万ウォン)の罰金が科される。

ドイツで”魚釣り”をする為に必要な”免許”とは?

この釣り免許、取得するには一次試験の筆記(独・墺とも試験はドイツ語のみ)、ドイツでは更に二次試験で課せられる実技試験に通る必要があります。実技試験と言うと、「魚を釣ってみせるのですか?」と聞かれますが、さにあらず。与えられた課題魚にあった仕掛けを試験場に置いてある道具から選び15分で作るというものでした。

国家試験なので講習会は必須!

事前に講習会を受けるのが必須で、しかも60時間もあるらしい。ドイツならではの「自然保護」が徹底されているからだそうだ。魚の種類、生態、生息域、繁殖期、禁漁期間、禁止行為、地主との兼ね合い等の法的な制限や規則を学ぶ。学科が受かれば、次は実技試験。

学科試験の内容とは?

■魚についての一般的な基礎知識について
■在来種の淡水、海水魚の生態、繁殖などについて
■海、川、湖といった魚の棲息地について
■釣り道具について
■自然、動物、環境保護について
■法的な規則について

最大の問題は”ドイツ語”が出来るかどうか!

問題は釣り免許の試験はドイツ語だけという点です。したがってドイツ語が読めない人は99%不合格になるでしょう。残りの1%は 「運」であてずっぽで四択の問題に答えていって25問正解すれば試験に合格します。試験のテキストなるものがあるかどうかは分かり ませんが、あれば丸暗記をするという手もあるかもしれません。

日本人が釣りをするには?【Düsseldorf 市の場合】

外国人に関しては、旅行者であれば1年以内有効のライセンスを試験無しで売ってくれますが居住者にはダメで、きちんと試験を受けろと言われます。旅行者か居住者はパスポートを見ればビザで一発で判明してしまうという仕組みです。

取得条件とは!?

下記の条件を満たすと、1年間有効なその特別釣り許可証を申請して受け取ることが出来ます。
1.ドイツに1年未満しか滞在しない
2.日本の例えば釣りクラブ等で、申請する人が既に日本で長年(例えば10年程度のレベル)のつりの経験があるという証明書
3. 2のドイツ語翻訳
4.16ユーロ
5.ドイツに1年未満しか滞在しない何らかの証明

注:市によって違います。

面倒だから国境を超えるという人も多い模様。ドイツに行く際には”無免許釣り”にならないように、注意して下さいね!

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