アメリカで安倍総理を右翼だと叩いているのが、ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストです。
ご存知かと思いますが、両方、過去の戦争関連においてはかなり「そっち」な態度を取る新聞です。
そのWPが安倍総理の発言を強く批判していましたが、それに対して佐々江賢一郎駐米大使が、読者投稿という形で反論を載せました。
『日本政府は(すでに)深い後悔と真の謝罪の意を明らかにし、第二次世界大戦の犠牲者の本当の哀悼の意を表明した』、
『日本政府は常に歴史を正面に、謙虚に受け入れることが重要だと考えている』、
『日本が過去の歴史から学んだ教訓は、自由と民主主義という基本的な価値に基づいて社会を構築し、アジアの平和と繁栄に継続的に貢献しなければならないということだ』、などの内容ですが、
その中で、『そのような努力は、歴史の個別の事実を調査する歴史学者や知識人たちが成し遂げた成果によって促進されるのが望ましい』と、
見方によっては「客観的なものでなければならない」とも取れる内容があるのは非常に興味深いところです。
またそれに対するWPのやり方が、某国のそれに似ているというのも紹介しておきましょう。
WPは、「日本で生まれた(今はアメリカで暮らしている)60代の人」の寄稿文も一緒に載せていますが、
その人が書いた内容が「日本が加害者だという内容は教えられたことがない」、「韓国やフィリピンの人などと出会い、日本が悪いと学んだ」「日本の私の同世代の人たちやマスコミは反省などしようとしないでいる」、「私の他の日本人たちは世界の意見を受け入れるべきだと思っている」など、
とある国のマスコミが「良心的日本人」と大喜びするパターンそのものでした。
日本が加害者としての教育をしていない、マスコミが反省していない、ということには違和感がありますね。私は、どちらかというと、「両方、反省し過ぎで問題だった」という認識ですが。
聯合ニュースは、この寄稿文に賛否両論が熱いとし、「韓国人は犬の肉を食べながらベトナムでレイプを繰り返した劣等な人たちだ」というコメントも紹介しました。
そして、『そういうのは日本の右翼ネチズンの書き込み』としながら、『他のネチズンたちは日本人ネチズンはあまりにも非理性的で、誰も同意していないとしている』と報道しました。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないですが、じゃ、安倍総理を非難しているのは果たしてアメリカのネチズンなんでしょうか?
前にも書きましたが、アメリカは「憲法改定などには賛成、自虐史観修正などには反対」です。ロイター(UK)曰く、「道徳的な問題ではなく、政治的な問題として」。
韓国や中国みたいに、この問題「だけ」で両国関係が悪くなるとは思っていませんが、こういう動きが、それが工作だろうと純粋な意見だろうと、あるのは知っておく必要があるでしょう。
http://media.daum.net/foreign/newsview?newsid=20130502050904004
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