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原発事故で被害者への説明会4月30日 21時10分
東京電力福島第一原発の事故の被害者などで作る全国組織が東京電力に求めてきた被害者への説明会が30日、初めて福島県二本松市で開かれました。
この組織は、損害賠償などを求めて集団で東京電力と協議してきた「全国公害被害者総行動実行委員会」で、開催を求めてきた東京電力の考えを問う説明会が30日、初めて開かれました。
二本松市の会場には、東京電力側の18人をはじめ、合わせて250人が集まりました。
参加者たちは、現状の賠償基準では被害者側の要求を満たすものではなく、被害者側の立場に立ったものに見直すことや、県内すべての原発を廃炉にすることを決めない理由について、質問をしていきました。
これに対して東京電力側は、賠償基準については、国の紛争審査会が定める中間指針に沿って話し合いを進めていることなどを説明していました。
この全国組織のメンバーの1人の馬奈木厳太郎弁護士は、「東京電力に対して直接意見を述べられた被害者もいたことは大きな意義があった。今後も県内各地で説明会を開き、問題解決を図っていきたい」と話しています。
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