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貿易円滑化でコスト10%減=日本、書類標準化に課題−OECD

貿易円滑化でコスト10%減=日本、書類標準化に課題−OECD

 【ジュネーブ時事】経済協力開発機構(OECD)は3日、世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の交渉分野である貿易円滑化で合意できれば、輸出入の関連コストが世界全体で10%以上削減できるとの試算を公表した。OECDは、コストを1%削減できれば世界全体で約400億ドル(約3兆9300億円)浮く計算としている。
 試算によれば、関税手続きを簡素化、迅速化し物流を促進すれば、貿易関連費用が低所得国で14.5%、先進国では10%減らせると分析。手続き改善に必要な投資は低所得国で300万〜1900万ユーロ(約3億8000万〜24億3000万円)程度で済み、「貿易円滑化の効果は極めて大きい」(貿易農業局)としている。
 OECDはまた、133カ国を対象に書類の国際標準化や情報の開示度など約10項目を評価。日本は通関情報などの電子データ化、税関の機能などが平均を大きく上回った。半面、手続き書類の国際標準化が大幅に遅れていると指摘された。(2013/05/03-20:29)


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