【ニューヨーク=畑中徹】米国の新聞・雑誌の発行部数を調べる機関「AAM」によると、今年3月末までの半年間の主要新聞の平均発行部数では、有力紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が昨年の同時期と比べて18%増の186万部となり、昨年の3位から2位に浮上した。AAMが4月30日に発表した。
NYTの内訳は、紙の媒体が73万部だったが、デジタル版が113万部と好調だった。主要紙の中では、ただ1社、デジタルが紙を上回った。昨年2位だった全国紙のUSAトゥデーはデジタル版が苦戦し、同約8%減の167万部。紙面デザインなどを刷新したものの、NYTに抜かれ、3位に転落した。大手経済紙ウォールストリート・ジャーナルは同約12%増の237万部で、首位を守った。
NYTは4月、さらなるデジタル版事業の強化を発表。閲覧できる記事内容に応じて、購読料金プランを変更できる仕組みを、来年までに導入する方針だ。