イスラエルがシリア・ダマスカス郊外を爆撃か

TBS系（JNN） 5月5日(日)12時2分配信

　シリアの国営テレビは５日、イスラエルがシリアの首都ダマスカス郊外に爆撃を行ったと伝えました。

　シリアの国営テレビは５日早朝、首都ダマスカス郊外にある軍の施設に、少なくとも３度の爆撃が行われたと報じました。イスラエルによるものだとしていますが、ロイター通信は、イスラエルの高官はこの爆撃についてコメントを拒否していると伝えています。

　ただ、イスラエルの当局者は４日、シリア領内を３日に空爆したことを明らかにしていて、空爆を行ったのは、長年イスラエルと敵対してきた隣国レバノンのイスラム教武装組織「ヒズボラ」へミサイルが渡るのを阻止するためとしています。

　内戦下にあるシリアでは、アサド政権側につく「ヒズボラ」の介入が指摘されていますが、イスラエルはシリアの化学兵器が「ヒズボラ」に渡るようなことがあれば、断固たる措置を取ると警告していました。（05日10:57）