シリアで大規模爆発 イスラエル関与か5月5日 11時7分
内戦が続くシリアの首都ダマスカスで大規模な爆発があり、シリアの国営メディアは、敵対するイスラエルによる軍の施設への攻撃によるものだと非難しています。
内戦が続くシリアの首都ダマスカス郊外の軍の研究施設で5日未明、大規模な爆発がありました。
インターネットに投稿された映像では複数回にわたる爆発で大きな煙が立ち上り、火柱で空がオレンジ色に染まる様子が捉えられています。
ダマスカスの市民は、中東の衛星テレビ局・アルジャジーラに対して、「地震かと思うような過去に経験したことのない揺れを感じた」と話しています。
この爆発について、シリアの国営テレビは、イスラエル軍の攻撃によるものだとしたうえで、「反政府勢力の士気を高めようとする試みだ」として強く非難しています。イスラエル軍は、今回の爆発について「コメントしない」と述べるにとどまっています。
イスラエルを巡っては、今月2日から3日にかけても、シリアから隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに向けてミサイルが輸送されるのを阻止するために、シリア国内を空爆したと報道されたばかりでした。
イスラエル政府は、内戦の混乱に乗じてシリアから化学兵器を含む武器がヒズボラなどに流出するのを強く警戒しており、これを防ぐためには「あらゆる手段を取る」と警告しています。
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