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国負担の除染地域外で高濃度放射性物質
5月4日 10時31分

国負担の除染地域外で高濃度放射性物質
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国が費用を負担して除染を行う地域に指定されていない千葉県八千代市で、道路の側溝から、埋め立て処分ができない濃度の放射性物質を含んだ汚泥が、ことし2月までにおよそ47トン回収されたことが分かりました。

八千代市によりますと、おととし12月、市民から「道路の側溝付近の放射線量が高い」と市に通報がありました。
市が調べたところ、側溝の汚泥から、通常の埋め立て処分ができる基準の1キロ当たり8000ベクレルを超える濃度の放射性物質が検出されたということです。
このため、汚泥の回収を進めた結果、ことし2月までにおよそ47トンの汚泥が回収され、汚泥の回収は今も続いています。
千葉県内では、国が費用を負担して除染を行う地域に9つの市が指定されていますが、八千代市は対象となっていません。
千葉県は「土や泥に付着しやすい放射性物質が、雨に流されて側溝にたまり、濃縮されたのではないか」と話しています。
基準を超える放射性物質を含んだ汚泥を巡り、千葉県では、国が最終処分場を建設して処理する計画ですが、建設のめどは立っておらず、八千代市は回収された汚泥を市内のごみ処理施設で保管しています。

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