トップページ国際ニュース一覧H7N9型 4種以上ウイルス変異か
ニュース詳細

H7N9型 4種以上ウイルス変異か
5月5日 2時2分

H7N9型 4種以上ウイルス変異か

中国でヒトへの感染が相次いでいるH7N9型の鳥インフルエンザウイルスについて、中国の研究機関は、少なくとも4つのインフルエンザウイルスが結びついて変異したために発生したとする研究結果を発表しました。

これは、中国政府系の研究機関「中国科学院」の研究者などがH7N9型の鳥インフルエンザウイルスを詳しく調べた結果を、このほど国際的な医学誌「ランセット」などで発表したものです。
それによりますと、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスには、最初に感染が確認された上海など、長江の河口域に生息するアヒルを起源とした遺伝子や、中国に飛来した渡り鳥を起源とした遺伝子が含まれていました。
こうした点を踏まえて分析を進めた結果、研究者たちは、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスは、少なくとも4つのインフルエンザウイルスが結びついて変異し、それによって発生したとしています。
また、主にアヒルを介して野鳥が持っていたウイルスが家きん類に広がった可能性を指摘しています。
H7N9型の鳥インフルエンザは、これまでに中国と台湾で合わせて130人の感染が確認され、このうち27人が死亡しており、中国政府は感染の急拡大やヒトからヒトへの感染に警戒を強めています。

[関連ニュース]
k10014365811000.html

[関連ニュース]

  自動検索

コンピューターウイルス調べる実験施設 (5月5日 5時53分)

H7N9型 ウイルスの特徴は (4月30日 18時12分)

このページの先頭へ