竹原市本町の町並み保存地区で３日、恒例の「たけはら竹まつり」が開幕した。華やかな山車のパレードや竹細工の体験教室など、竹にちなんだイベントがあり、約１万人が訪れた。４日まで。

　山車には赤や金の色鮮やかな着物に身を包んだ市の観光ＰＲ役のかぐや姫２人や子どもたちが乗り、地区を練り歩いた。雅楽の調べに乗り、江戸時代の面影を残す通りをゆっくり進むと、観光客が盛んにカメラに収めていた。

　また、市内の酒造会社の３銘柄「誠鏡」「竹鶴」「宝寿」を竹製のちょこで飲み比べる「癌（がん）封じ笹酒（ささざけ）」が催された。市竹工芸振興協会のメンバー２９人が風車やひご取り、籠作りを教える体験教室も人気を集めた。

【写真説明】江戸時代の面影が残る通りをパレードするかぐや姫たち