家電量販のエディオン（広島市中区）は１日、２０１３年３月期の業績予想を下方修正し、純損益が２７億円の赤字になると発表した。０２年の設立以来、赤字は４年ぶり２回目となる。主力のテレビや録画機器の販売が想定より低迷した。

　売上高は６８５１億円と、昨年１１月の予想から４・８％減らした。２年連続の減収。純損益は同１１月には３０億円の黒字予想だった。売り上げ不振の店舗の資産価値を見直し４５億３９００万円の減損損失を計上する。

　当初は増収増益を見込んでいた。テレビの販売不振に加え、店名の統一に伴う広告宣伝費や改装費がかさみ、昨年１１月、減収減益へと下方修正。コスト削減や家庭用太陽光発電システム、リフォーム事業に力を入れたがカバーできていない。

　今回の業績予想修正を踏まえ、昨年１０月からことし３月まで予定していた最大２０％の役員報酬の減額を、９月まで続ける。